ものづくり補助金平成26年度製造業沖縄県

生産能力向上による短納期化を実現する最新型高精密木工機の導入

成果工程時間 56分→13.05分

この事例のポイント

  • カーテンの芯付けや天伏せ縫い、ヒダ縫いの工程を作業員が手作業や手計算で行っており、1工程に約56分かかっていた。
  • 本事業でカーテン芯付け・天伏せ縫い自動機とカーテンヒダ縫いの自動機を導入し、作業員が何度も確認しながら手作業や手計算で行っていた工程を自動化した。
  • 工程時間 56分→13.05分。自動機の導入で、手作業や手計算だった工程が自動化され、1工程の時間が約56分から約13分3秒に短縮された。

事業者のプロフィール

所在地沖縄県 沖縄県中頭郡西原町
業種木材・木製品製造業
技術分野機械制御,材料製造プロセス,精密加工
従業員数7人
資本金2,500万円
設立1983年

事業の背景

沖縄県では戸建住宅の建築が年々増え、既製品よりもオーダーカーテンのニーズが高まっている。一方、大手ホームセンターなどの進出により既存の小売店は価格競争に巻き込まれ、経営環境が悪化している。当社はデザインカーテンや窓に合わせたコーディネートを行い、受注から納期までのリードタイムを短縮して届けることに努めてきた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力カーテンの芯付けや天伏せ縫い、ヒダ縫いの工程を作業員が手作業や手計算で行っており、1工程に約56分かかっていた。
  • コスト・採算手計算のため正確な生地の使用量が分からず、材料コストの無駄が生じていた。
  • 人手・技能縫製作業が作業員の専任になっており、作業効率が上がらず店頭で接客できなかった。

やったこと

本事業でカーテン芯付け・天伏せ縫い自動機とカーテンヒダ縫いの自動機を導入し、作業員が何度も確認しながら手作業や手計算で行っていた工程を自動化した。導入前は約56分かかっていた工程が、約13分3秒に短縮された。正確な使用量が分かるようになったため、コストも削減できた。作業効率が上がったことで、縫製作業だけだった作業員が店頭で接客できるようになり、縫製の技能を生かして顧客へより深く対応できるようになった。現在は導入機械を使った製品の試作開発が終わっている。

  • 加工機カーテン芯付け・天伏せ縫い自動機カーテンヒダ縫いの自動機

新しい製品・サービス:導入機械を使ったオーダーカーテンの試作開発

事業の効果

  • 工程時間 56分→13.05分

自動機の導入で、手作業や手計算だった工程が自動化され、1工程の時間が約56分から約13分3秒に短縮された。リードタイムも大幅に短縮し、短時間で品質の高いオーダーカーテンを提供できるようになった。正確な使用量が分かるため、コストも削減できた。作業員が店頭接客にも携われるようになり、顧客への対応の幅も広がった。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.9 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性73%
  • これまでの取組との一貫性3

    既存小売の価格競争への対応としてオーダーカーテンのコーディネートに取り組んできた経緯が示され、事業の流れは読み取れる。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性4

    大手ホームセンターの進出で価格競争が激化したことと、縫製スキルを接客に生かせる点が具体的に書かれている。

  • 課題の認識と解決4

    リードタイム短縮の課題を示し、工程が約56分から約13分3秒に短縮したと数字で成果を示している。

事業の実現可能性60%
  • 付加価値・賃上げの目標2

    木工品の引き合いが増えたとあるが、付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。

  • 事業を進める体制3

    従業員数は示されているが、補助事業を遂行する人材や事務処理体制の具体的な説明は少ない。

  • 顧客とニーズの裏付け4

    工務店や建築会社、一般個人への営業を始めたとあり、顧客ターゲットと製品の強みが整理されている。

  • 事業化までの道筋3

    今年度から営業活動を始めるという時期は示されるが、課題解決の方法や中長期の検証内容は書かれていない。

  • 財務と資金の調達3

    財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。

新市場性・高付加価値性60%
  • 新しさ・高付加価値3

    宮古島でしか作れない木工芸品の開発や高品質化を目指すとあり、同分野での高付加価値化の方向性がうかがえる。

公的補助の必要性47%
  • 波及効果・雇用2

    沖縄と宮古島の文化や自然の魅力発信を目指すとあるが、雇用や波及効果の数字は書かれていない。

  • 費用対効果3

    工程時間の短縮やコスト削減が示されるが、補助金額に対する付加価値増加の数値は書かれていない。

  • イノベーションへの貢献2

    自動機や高精密木工機を導入したと書かれるが、地域やサプライチェーンへの波及は具体的に示されていない。

政策面50%
  • 成長分野への進出1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 地域経済への波及4

    沖縄県の戸建住宅増加や宮古島の木工文化を生かし、木工品の引き合いが増えたと地域特性との結びつきが示されている。

今後の展望

今年度から工務店や建築会社、一般個人へ本格的な営業活動を始め、事業化に向けて積極的に取り組んでいる。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成26年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。