ものづくり補助金平成27年度製造業北海道

プレスブレーキ用新型NC制御盤導入によるキッチン製造ラインの効率化

株式会社樋口

この事例のポイント

  • キッチン天板の曲げ加工工程が複雑化し、歩留まりが停滞していた。
  • 曲げ加工を行うプレスブレーキの制御装置(NC制御盤)を最新型に取り換えた。
  • 1回の曲げ工程の時間が約3分の1に短縮され、年換算で約170時間の加工時間を削減できた。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社樋口
所在地北海道
業種金属製品製造業
技術分野精密加工
設立1930年

事業の背景

北海道で「ステンレス加工のパイオニア」と呼ばれ、キッチン、浴槽、サッシ、タンクなど多彩な製品を製造してきた企業である。主力のステンレスキッチンは昭和39年(1964年)の発売以来のロングセラーで、ブランド力がある。キッチン市場では、家族構成やライフスタイルの変化により、機能性に加えてデザインやインテリア性が求められるなど顧客ニーズが多様化していた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力キッチン天板の曲げ加工工程が複雑化し、歩留まりが停滞していた。
  • 納期・工程板材の厚みや曲げ角度が変わるたびに入力データを変更・調整する必要があり、工程が長時間化していた。
  • 品質・精度加工精度にばらつきが生じやすかった。
  • 生産能力製造ラインの負荷が増大していた。
  • 新製品・新技術デザイン性の高い新商品開発の足かせになっていた。

やったこと

曲げ加工を行うプレスブレーキの制御装置(NC制御盤)を最新型に取り換えた。新型制御盤では工程ごとに板材の厚みや曲げ角度を事前に登録しておける(メモリーサイクル運転)ため、加工のたびに必要だった変更・調整作業が不要になった。この導入により、1回の曲げ工程あたりの時間が約3分の1に短縮された。

  • 加工機プレスブレーキ用新型NC制御盤

事業の効果

1回の曲げ工程の時間が約3分の1に短縮され、年換算で約170時間の加工時間を削減できた。加工時間の短縮と加工精度の向上を両立し、歩留まりの停滞も解消された。納期管理が容易になり、短納期ニーズにも対応できるようになった。加工時間の短縮で生まれた時間を使い、より複雑な曲げ加工を要するデザイン性の高い商品の企画・開発も可能になり、ブランド力の強化につながった。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成27年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。