回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社味の海翁堂
成果印刷時間 4分→1分
| 事業者名 | 株式会社味の海翁堂 |
|---|---|
| 所在地 | 青森県 八戸市 |
| 業種 | 食料品製造業 |
| 従業員数 | 30人 |
| 資本金 | 2,000万円 |
| 設立 | 1970年 |
当社は八戸市の水産加工品を中心に食品の製造・販売を行っており、「いちご煮」「八戸いかごはん」「八戸せんべい汁」など青森県産の食材を使った商品を主力にしている。平成15年から八戸市の南部せんべいの工場を引き継ぎ、可食プリンターで青森県の風景や祭りの写真を印刷した「プリントせんべい」の販売に取り組んできた。大量生産が難しいことから、プリントせんべいの生産性向上が課題になっていた。
抱えていた課題
やったこと
専用設計の可食フラットベッドプリンターを新規に導入した。高速印刷モードを搭載し、可食インクはカートリッジ方式で、空気に触れないカートリッジ仕様により印刷の品質と食品としての安全性を高めた。平面タイプの金型を導入したことで凹凸のないプリントせんべいが焼けるようになり、金型は取り外しや付け替えが可能なため、プリントせんべいが必要なときだけ窯に付け替えて焼けるようにした。プリンターは2台を新規導入し、枚数は12枚と以前と変わらないまま印刷時間は約1分で完了するようになった。さらに、画像から動画が読み取れるプリントせんべいの試作開発にも挑戦した。
新しい製品・サービス:画像から動画が読み取れるプリントせんべい(試作)
印刷時間が約4分から約1分に短くなり、作業員の待ち時間が大幅に短縮されたことで生産性が向上した。平面タイプの金型により凹凸のないきれいで見やすい印刷が可能になり、ミスプリントも減った。せんべいのロスも大幅に削減でき、金型の付け替えによる交換作業の負担も大きく減らすことができた。画像から動画が読み取れるプリントせんべいは、現状ではまだ完璧に読み取ることが難しいため、今後も開発を続ける予定である。
水産加工品の食品流通に加え、販促物・ノベルティ市場へ参入して他社との差別化を図る。自社ホームページやショッピングサイトを通じて全国から注文を受けており、大企業や公官庁からの需要も見込んでいる。小ロットの注文に応えられる強みを生かし、小判せんべいや大判せんべい、味付きせんべい、せんべい以外の食品への印刷も提案して新規顧客の獲得を目指す。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
ブラザー工業(株)製のツール洗浄機能のあるコンパクトマシニングセンターを導入し、切粉を自動で除去できるようにした。
効果:不良率 0.34%→0.1%
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%