高性能測定機導入による海外鉄道車両用空調制御装置のはんだ付け品質の向上
高性能デジタルマイクロスコープ(VHX5000)を導入し、基板単体試験工程で空調マイコンのプリント配線板のはんだ付けを検査する体制とした。
株式会社川鋳
成果不良率 15%→1%
| 事業者名 | 株式会社川鋳 |
|---|---|
| 所在地 | 福井県 坂井市 |
| 業種 | 鉄鋼業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 資本金 | 4,000万円 |
| 設立 | 1955年 |
当社は昭和30年(1955年)設立の鋳造会社で、原子力関連部品や工作機械向けの鋳物を手がけてきた。精密加工鋳造を強みとし、国内シェアNo.1のターボ冷凍機の圧力容器鋳造技術は県の「実は福井の技」に認定されている。近年は医療機器分野で鋳物の利用が広がっている。
抱えていた課題
やったこと
従来のミキサーに代えて、ミキサーの長さが2倍超の「大型自動連続式砂混練機」を導入した。混練距離を長くして砂と添加剤を均質に混ぜ、混練モードを自動化して添加剤の混合割合をワンタッチで設定できるようにした。機械の大型化で一度に造型できる砂型の数も増やし、作業スペースも広げた。
新しい製品・サービス:放射線治療機器「リング型ガントリー」の冷却部品
均質な混合により砂型の品質が向上し、不良率が大きく下がった。手作業の手直しが不要になり、作業時間の短縮とコスト削減も図れた。生産能力が大幅に上がり、顧客の発注に対応できる見通しが立った。医療機器分野への進出の方向性も定まった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません
創業60年の鋳造一筋の事業を背景に、医療機器分野へ精密加工鋳造技術を展開し事業化の方向性を定めたと具体的に書かれている。
国内シェアNo.1のターボ冷凍機圧力容器鋳造技術と、近年の医療機器分野の動向を捉えた展開が、強みと機会の対応として読み取れる。
不良率15%から1%への低減と生産能力の月2台から10台への向上など、課題と解決の効果が数字で示されている。
生産能力を月2台から10台に高めたことは示されているが、付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。
熟練工の技術継承や若手社員の育成に触れているが、補助事業を遂行する人材体制の具体は読み取りにくい。
医療機器の放射線治療機器のリング型ガントリー冷却部品に採用されている点と、高精度・高硬度が求められる理由が具体的に書かれている。
本格稼働後の医療分野での展開や新規分野開拓の方向は書かれているが、スケジュールや課題解決の方法は示されていない。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
最先端医療機器分野は鋳物の利用が拡大している分野と紹介され、同分野での高精度・高付加価値化を図る点がうかがえる。
医療機器分野の開拓や新たな雇用・需要の創出にわずかに触れるのみで、国が補助する理由は具体的に書かれていない。
混練機導入で不良率15%から1%、生産能力月2台から10台、作業時間短縮によるコスト大幅改善と費用対効果を示す数字がある。
デジタル技術の活用は書かれていないが、鋳造と自動化による品質安定化が記述され、わずかに貢献がうかがえる。
医療機器分野という成長分野への進出はうかがえるが、日本経済の構造転換への言及は見られない。
地域企業として坂井市の鋳造技術に触れ、地域の技術を活かす方向は読み取れるが、雇用や地域成長への具体的数値は乏しい。
本事業による高品質な鋳造部品の製造が本格稼働すれば、最先端の放射線治療器メーカーの需要に対応できる。医療分野でのリーダー企業を目指すとともに、多様な新規分野の開拓も指向している。
高性能デジタルマイクロスコープ(VHX5000)を導入し、基板単体試験工程で空調マイコンのプリント配線板のはんだ付けを検査する体制とした。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%