おかずみその殺菌方法の変更による安全性、作業環境改善、コストダウンの実現
温水加熱ニーダー等3機種を導入し、製品の湯煎殺菌とどぶ漬け殺菌の方法を新たな独自の殺菌方法に変更した。
効果:ボイラー燃料費(年間) 256万円→84.9万円
株式会社 オイカワ製作所
成果溶接作業時間 1倍→0.2倍
| 事業者名 | 株式会社 オイカワ製作所 |
|---|---|
| 所在地 | 岩手県 花巻市 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 従業員数 | 29人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1983年 |
当社は板金部品を生産しており、主な取引先はインフラ関連機器(鉄道、高速道、郵便)、金融関連機器、半導体関連装置、医療機器、チップマウンターなどである。取引先の大手メーカーは近年海外に市場を求めており、激しいグローバル競争にさらされている。価格面で海外製品に追いつき、品質で特色を出すことが喫緊の課題となっている。特にステンレス材は一定の強度と外観品質を保ちつつコストを下げることが求められ、価格低減のため薄板の使用も増えている。
抱えていた課題
やったこと
溶接工程の高度化のため、最新型のハンディファイバーレーザ溶接機とハンディプローブ3次元測定機を導入した。レーザ溶接機は従来の電気やガスを熱源とする溶接より熱の伝わりが局所的で歪みが少なく、ステンレスなど熱による変形が大きい材質や熱で溶けやすい薄板の加工に向いている。さらに設定した溶接条件を保存でき、安定した品質の部品を生産できる。3次元測定機は溶接部品の精度を測る装置で、従来のハイトゲージやノギスによる測定は補正や溶接位置の確認作業を伴い時間がかかっていた。今回導入した機器は1回の測定でXYZの座標が取得できるため、測定時間が大幅に短縮された。溶接による歪みを正確に測定する技術を獲得し、最適な溶接方法を確立することができた。
| 加工機 | ハンディファイバーレーザ溶接機 |
|---|---|
| 検査測定 | ハンディプローブ3次元測定機 |
レーザ溶接の導入により溶接作業時間はほぼ5分の1に短縮され、仕上げ作業も形状によっては半分以下になった。溶接の歪みが少なく安定した品質の部品を生産できるようになり、これまで対応が困難だった薄板の試作開発を含む量産案件も受注可能となった。3次元測定により測定時間も大幅に短縮され、低コスト・高品質・短納期を実現できたことは大きな成果である。今後は農業機器部品など新規分野の受注を拡大し、利益率の高い仕事を獲得することを目指している。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
過去からの溶接技術の蓄積や海外競争への対応が語られるが、経営戦略上の位置付けを示す具体的な記述は限定的である。
取引先の海外展開や海外製品との価格競争が現状として示され、レーザ溶接による品質・納期での差別化が強みとして説明されている。
溶接工程の課題を挙げ、レーザ溶接機と3次元測定機の導入で溶接作業時間がほぼ5分の1に短縮できたと具体的に示している。
受注拡大や利益率向上が目標として述べられるが、付加価値額や賃上げにつながる数値目標は示されていない。
社内体制や人材、事務処理能力について言及はなく、わずかに設備導入の推進がうかがえるにとどまる。
ステンレスや薄板の溶接ニーズ、農業分野の部品需要を挙げ、低コスト・高品質・短納期という選ばれる理由が整理されている。
取引先への設計提案や新規案件の開拓など今後の進め方は示されるが、スケジュールや検証の詳細は乏しい。
公開されている事例からは読み取れません。
レーザ溶接の認知度や普及率は低いと明記され、高品質・高付加価値の加工に取り組む点が示されている。
海外製品との競争や国内製造業の維持にふれるが、経済波及や雇用創出など国が補助する積極的理由は示されていない。
溶接時間の短縮や仕上げ時間の削減は示されるが、補助金額に対する付加価値増加額などの費用対効果は記載されていない。
レーザ溶接やデジタル測定の導入で加工技術を高度化する点は示されるが、サプライチェーン全体への貢献までは述べられていない。
農業機器部品など成長分野への受注拡大は示されるが、日本経済の構造転換に資する内容としての記述は薄い。
花巻市の地域企業として農業分野の需要を取り込む方針が示されるが、地域経済への波及効果は具体的に書かれていない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
農業規模の大型化や食品の安全・安心への需要を背景に、穀物乾燥器や大型簡易ハウスなどの部品の受注増加が見込まれ、新規顧客の獲得を含めて収益増加を図っていきたいとしている。
温水加熱ニーダー等3機種を導入し、製品の湯煎殺菌とどぶ漬け殺菌の方法を新たな独自の殺菌方法に変更した。
効果:ボイラー燃料費(年間) 256万円→84.9万円
株式会社キーエンスの画像寸法測定器IM-6700を導入し、技術担当者から操作方法の訓練を受けた。
効果:測定時間 5分→0.004分
ポリウレア施工対象としてコンクリートなどの非鉄金属を主眼に、超音波式でミリ単位の測定が可能な膜厚計を導入し、確認検査体制を確立した。