画像式異物除去装置・殺菌機導入による品質向上と販路拡大
画像式異物除去装置と蒸気殺菌機を導入した。
効果:イワシノコバンの混入クレーム件数 14件→7件
株式会社トガシ技研
| 事業者名 | 株式会社トガシ技研 |
|---|---|
| 所在地 | 山形県 鶴岡市 |
| 業種 | 生産用機械器具製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 従業員数 | 96人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1988年 |
当社の主力は自動車用自動溶接機で、ボディー用、シャーシ用、足回り用などの用途ごとに仕様が異なる。ボディー用は3次元の湾曲形状で強度のため二重構造になっており、この二重構造を押さえて合わせる治具を現有のマシニングセンタで加工していた。加工時間が長く精度も不十分だったため、受注機会を失う状態が続いていた。
抱えていた課題
やったこと
ワイヤー放電加工機を導入し、自社で3次元湾曲形状の治具などを加工できる体制を整えた。自動車の車体を生産する際は押さえ込む工程が10工程ほどあり、1工程あたり10箇所で車体を押さえるため、ライン全体では固定加工機を使う箇所が1ラインあたり100を超えていた。従来は段取りを何度も変えるか外注で対応していたが、本機導入で段取りが1回で済むようになった。
ワイヤー放電加工機の導入により、従来不得意だった超高度の材料加工が可能になった。マシニングセンタに比べて工具の種類が減り、コストもかからないため大幅なコスト削減ができた。材料の切断幅も小さく無駄なく材料を使えるため、高価な材料では材料費も削減できた。外注していた部分を社内で対応できるようになり、時間とコストが大幅に減少し、顧客の求める短納期と加工精度に応えられるようになった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
自動溶接機の受注を逃した課題に対しワイヤー放電加工機を導入し、既存の自動車用溶接機事業の延長で、医療・ロボット分野への拡大を位置付けている。
従来不得意だった超高度材料加工が可能になったと述べるが、市場規模や競合との比較の数字は示されていない。
外注で短納期・コスト対応できなかった課題を認識し、社内加工化で大幅な時間・コス削減につなげたとしている。ただし削減率の数値はない。
付加価値額や賃上げの目標値は書かれておらず、成果も定性的な記述にとどまる。
設計・加工・組立・電気までの業務内容と従業員96名の記載はあるが、補助事業の遂行体制の具体は薄い。
顧客は自動車溶接機メーカーで、医療・航空機・ロボットへの受注拡大を狙うと書かれ、ターゲットは示されている。
半導体ロボット生産の新工場建設や航空機産業への展開など今後の計画はあるが、スケジュールや課題解決方法は明確でない。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
超高度材料加工や窒化セラミック・伝導性セラミック加工に言及するが、同分野での価格水準や普及度の数字はない。
ロボット・医療は成長分野と述べるが、経済波及効果や雇用創出の数字は示されていない。
外注削減によるコスト削減と材料費削減に触れるが、補助金額に対する付加価値増加の数字はない。
ワイヤー放電加工による社内加工化は述べられるが、デジタル技術やサプライチェーンへの貢献は具体的に書かれていない。
半導体ロボット・医療・航空機など成長分野への進出が示されるが、構造転換への言及は明確でない。
山形県鶴岡市の企業とあるが、地域特性を活かした雇用創出や地域経済成長への言及は読み取れない。
新しいクリーンルームの新工場で半導体用ロボットの生産を手がけており、医療用注射針のメッキ装置も計画している。ロボットと医療分野は成長分野として拡大を図る。航空機産業では窒化セラミック部品や伝導性セラミック加工の受注による事業拡大を目指している。
画像式異物除去装置と蒸気殺菌機を導入した。
効果:イワシノコバンの混入クレーム件数 14件→7件
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%