回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
大同精機株式会社
成果納入リードタイム 45日→30日
| 事業者名 | 大同精機株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 福島県 喜多方市 |
| 業種 | 輸送用機械器具製造業 |
| 技術分野 | 情報処理,製造環境 |
| 従業員数 | 27人 |
| 資本金 | 2,500万円 |
| 設立 | 1939年 |
当社は旅客機の内装に用いられる金属加工部品を供給している。ギャレーと呼ばれる調理配膳設備に搭載される製品は1機あたり約1,000品種、トータルで1,500点を超す。グローバルで旺盛な航空機需要が見込まれ、安定した市場環境を背景に事業を拡大している。
抱えていた課題
やったこと
板金加工に特化したクラウド型の生産管理ソフトを導入し、工程ごとの負荷や加工状況を見える化した。タレットパンチプレス・プレスブレーキ・バリ取り機の板金加工機3台をそれぞれ最新バージョンに更新し、新しい生産管理システムに統合・同期させて社内ラインとして一体化した。従来システムと統合して独自にIoTを構築し、進捗に応じて後工程と連携したり作業負荷を調整したりできる体制を整えた。
| ソフト | 板金加工に特化したクラウド型生産管理ソフト |
|---|---|
| 加工機 | タレットパンチプレス |
| 加工機 | プレスブレーキ |
| 加工機 | バリ取り機 |
納入リードタイムは45日から30日となり、品揃え率100%を叶える体制が整った。タレットパンチプレスのテスト稼働では加工速度が30%アップし、金型の自動選択で段取り時間を50%削減した。バリ取り機は加工形状の制約がなく迅速で完全な除去ができ、粉塵除去により作業環境も良化した。さらに3名の再配置を実施でき、オーダーへの対応力と稼働率も高まった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
板金加工の既存事業と航空機内装部品の供給実績が書かれ、過去の取組との一貫性はうかがえるが、経営戦略上の位置付けは明記されていない。
納入リードタイム45日から30日、品揃え率100%への顧客ニーズへの対応を課題とし、旅客機部品の供給体制を強みとして示している。
工程の視える化不足を課題と捉え、生産管理システムとIoT化で納入リードタイム30日、品揃え率100%を実現する計画が示されている。
加工速度30%アップ、段取り時間50%削減といった数値はあるが、付加価値や賃上げの目標値は書かれていない。
従業員27名、3名の再配置や多仕事化の記述はあるが、補助事業を遂行する体制や事務処理能力の詳細は薄い。
旅客機内装部品の供給先、品揃え率100%というニーズ、安全・快適性に関わる品質が選ばれる理由として整理されている。
スケジュールや遂行方法の具体は乏しく、今後の量産化や新規加工分野への参入は方向性として示されるにとどまる。
公開されている事例からは読み取れません。
航空機内装部品の高品質・高精度な板金加工で、多品種少量かつ高い品質基準に応える高付加価値分野であることが読み取れる。
喜多方での雇用機会の創出に触れているが、川上・川下への波及効果や社会インフラとしての国の補助理由は書かれていない。
加工速度30%アップや段取り時間50%削減の数値はあるが、補助金額に対する付加価値増加の費用対効果は書かれていない。
独自のIoT技術を構築し、生産管理システムで一連の工程を統合する点はデジタル活用として読み取れるが、地域やサプライチェーン全体への貢献は具体性が薄い。
航空機市場の拡大や多品種少量シフトへの対応が書かれ、成長分野への進出はうかがえるが、日本経済の構造転換への言及はない。
喜多方市塩川町の地域企業として雇用機会の創出に触れており、地域の経済成長への寄与は読み取れるが、特性を活かした記述は薄い。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
大型旅客機の化粧室のシート・ドア部品などの試作工程を経て量産化を視野に入れている。新規加工分野への参入や新規取引先の開拓にも挑戦し、事業拡大を図る。
旅客機の内装設備に使用される板金加工品、ならびにユニット加工品が当社の主要製品です。
公式の事例集より(原文のまま)
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%
最新型のレーザー加工機を導入し、カートリッジ式レンズホルダーを採用した。
効果:レンズ交換時間 25分→5分