自動化ロボット及び付帯設備導入による車載センサ分野への新規参入
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%
株式会社 創和工業
成果作業工程数 4工程→3工程
| 事業者名 | 株式会社 創和工業 |
|---|---|
| 所在地 | 茨城県 日立市 |
| 業種 | プラスチック製品製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 従業員数 | 18人 |
| 資本金 | 2,000万円 |
| 設立 | 1971年 |
1971年に樹脂加工業として創業し、現在は受託開発業務、試験設備の設計製作、樹脂加工業を主要業務としている。主力の試験装置は設計、製作、組み立て、据え付け、試験とデータ提供までを一貫して行う。可視化流体試験装置は原子力、再生可能エネルギー、先端医療、洪水などの自然災害対応の分野で受注を得ており、エネルギー関連は緊急性が高く短納期が求められる。
抱えていた課題
やったこと
大型試験装置の生産性向上と短納期化のため、ランニングソーとプラスチック研磨機を導入した。ランニングソーは厚さ100ミリ、長さ2,400ミリまでの素材を切断でき、数値制御により切断寸法の誤差を0.1ミリ以内にできるようになった。プラスチック研磨機はカンナ作業と研磨作業を同時に行い、これまで4工程だった作業を3工程にし、作業時間を103分から44分へ大幅に短縮した。加工に用いる刃がむき出しになっていないため、技師の安全も確保できる。
| 加工機 | ランニングソー |
|---|---|
| 加工機 | プラスチック研磨機 |
ランニングソーと数値制御により切断寸法の精度が上がり、微調整にかかっていた技師の検討時間がなくなった。効率的な材料取りも実現し、材料の無駄が減った。プラスチック研磨機により工程数と作業時間が減り、切断と研磨の基盤となる工程の生産性が向上したため、製品製造全体の効率が上がった。高精度と短納期の体制が整い、従業員の安全も守られるようになった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
創業以来の樹脂加工と試験装置製作の延長として大型試験装置の生産性向上を図っており、過去の取組との一貫性は読み取れるが、経営戦略上の位置付けは明示されていない。
ランニングソーの切断誤差0.1ミリ以内、研磨工程の4工程から3工程、103分から44分への短縮など具体的数字で強みの活用が示されている。
技師の検討時間や材料の無駄という課題が示され、新体制で高精度と短納期を実現したとあるが、付加価値向上の数値目標までは書かれていない。
高い付加価値創出や賃上げの目標値は書かれていない。生産性改善の効果はうかがえるが、目標値と実現可能性は読み取れない。
協力工場とのパートナーシップや従業員18名、熟練工の技術に触れているが、補助事業を遂行する人材や事務体制の具体的記述は薄い。
原子力、再生可能エネルギー、先端医療など多分野で受注を獲得し、筑波大学や東京大学の研究室から信頼を得ている点が具体的に書かれている。
ISO取得を2018年7月目処に目指すこと、展示会で新分野の顧客獲得を視野に入れることは書かれているが、遂行スケジュールと課題解決の詳細は薄い。
公開されている事例からは読み取れません。
可視化流体試験装置は複雑形状に対応する点が特徴とされるが、分野の普及度や高価格化の水準を示す数字はない。
原子力、再生可能エネルギー、洪水対応など国として研究を支える分野への貢献はうかがえるが、波及効果や雇用創出の記述は薄い。
切断時間の短縮や材料取りの効率化など効果は示されているが、補助金投入額に対する付加価値増加の数値は書かれていない。
最新の3D CAD-CAMとマシニングセンタの利用はうかがえるが、サプライチェーンや地域全体へのイノベーション貢献は書かれていない。
再生可能エネルギーや先端医療などの成長分野への受注は書かれているが、日本経済の構造転換への言及は見られない。
日立市の住所と地域の製造業としての立地はうかがえるが、地域の経済成長を牽引する具体的な記述は薄い。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
2018(平成30)年7月を目処にISOの取得を目指している。展示会への出品などを通じて、新たな分野の顧客獲得も視野に入れている。
短納期が実現し、材料取りも効率化して生産性が向上したことは、大きな成果だ。従業員を危険にさらさないことも重要な目標だった。これらを実現できたことは大きい
公式の事例集より(原文のまま)
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%
三菱電機製の高精度金型ワイヤー放電加工機「MV1200R」を導入した。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分