回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
関口七宝株式会社
成果1アイテムあたりの生産日数(手加工) 10日→2日
| 事業者名 | 関口七宝株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 栃木県 鹿沼市 |
| 業種 | 窯業・土石製品製造業 |
| 技術分野 | デザイン,精密加工 |
| 従業員数 | 27人 |
| 資本金 | 1,500万円 |
| 設立 | 1970年 |
創業50年を迎えた当社は、七宝焼きという特殊な技術で社章や校章などのバッジ、メダル、キーホルダー等を製造している。全国の学校の校章は7〜8割を当社が製造している。1998年の長野オリンピック以降、安価な中国製品が台頭し、国内の七宝焼き業者は年々減少傾向にある。七宝焼き業界は鉄素材のプレスや色入れなど分業が進むなか、一貫生産体制を整えているのは全国で当社だけで、価格競争力や大口注文・短納期への対応が強みになっている。
抱えていた課題
やったこと
複雑かつ高精度なデザイン加工に対応するため、立形マシニングセンタを導入した。導入に合わせて従業員の技術力向上を図り、切削加工精度を0.5mm〜0.2mmまで高めた。これにより人員の省力化につながった。また、複雑な立体(3D)加工にも対応でき、仕上がりの線がよりきれいに表現できるようになり、品質向上にもつながった。
| 加工機 | 立形マシニングセンタ |
|---|
1アイテムの生産日数が短縮され、課題だった短納期化を実現した。複雑なデザインの加工も短縮され、切削加工精度が向上して人員の省力化にもつながった。仕上がりの線がきれいになり品質も向上した。取引先からの信頼度が上がり、新規業務の受注拡大につながった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
創業50年で七宝焼きの一貫生産を強みとし、立形マシニングセンタ導入で金型彫刻を内製化する流れは読み取れるが、経営戦略上の位置付けは明示されていない。
一貫生産は全国で当社だけ、校章の7〜8割を製造、価格競争力や短納期が強みとあり、外部環境と強みの関係が具体的に読み取れる。
ベテラン彫刻者の高齢化と作業時間のロスを課題に挙げ、導入で1アイテム10日程度が2日程度に短縮したと具体的に述べている。
加工精度0.5〜0.2mm、生産日数10日→2日、複雑品14日→8日と目標と成果は示されるが、付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。
導入に合わせて従業員の技術力向上を図ったとあるが、体制や人材確保の具体的な内容は示されていない。
複雑なデザインや多品種少量生産への需要、学校校章の7〜8割製造など顧客と選ばれる理由が具体的に読み取れる。
今後は国産限定品やプレミアム品への挑戦を考えているとあるが、スケジュールや課題解決の方法は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
七宝焼きは安価な中国製品に押される分野で、プレミアム感のある製品や形状・色数の複雑化により高付加価値化を図る点が読み取れる。
国産品への活路や伝統工芸の継承という文脈はうかがえるが、波及効果や雇用創出など国が補助する積極的理由は具体的に書かれていない。
短納期化、加工精度向上、人員の省力化など効果は述べられるが、補助金投入額に対する付加価値増加の数値は示されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
公開されている事例からは読み取れません。
鹿沼市の公式グッズ化や伝統工芸を活かす取組に地域性はうかがえるが、雇用や地域経済成長への効果は具体的に書かれていない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
伝統工芸技術を活かし、プレミアム感を重視するファッションや装飾品の分野で、国産限定品の製造などに活路を見出していく。
ものづくりに関わる業種・業界は例外なく、高齢化・人手不足・後継者問題等に悩んでいると思います。
公式の事例集より(原文のまま)
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%
本事業で大型タレットパンチプレス機「アマダ社製CNCタレットパンチプレス EMK3612M2」を導入した。
効果:不良率 7%→2%