回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社アルテッツ
成果生産数(平面研削盤比) 1倍→6倍
| 事業者名 | 株式会社アルテッツ |
|---|---|
| 所在地 | 福島県 福島市 |
| 業種 | 窯業・土石製品製造業 |
| 従業員数 | 49人 |
| 資本金 | 3,000万円 |
| 設立 | 1999年 |
当社は半導体製造装置や液晶ディスプレイ用フォトマスクに使用される石英ガラス品などの高精度な研削加工を行っている。大型ガラスの厚み出し研削は平面研削盤による加工が一般的だが、近年は短納期対応が求められ、この加工機での対応が難しくなってきた。
抱えていた課題
やったこと
生産性の向上が見込まれる大型ロータリー研削盤を導入した。大型石英ガラスを真上から簡単にセットできる平面研削盤とは異なり、横からスライドさせてセットする必要があったため、セット治具を改良して問題を解消した。ロータリー研削盤は研削面積が広く加工時間短縮に有効だが、設備や製品が大型化すると回転テーブルへの負荷が大きくなり品質が安定しにくいため、テーブル回転数や砥石選定を一から見直した。様々な条件の組み合わせにより加工条件を改善し、顧客の品質承認を得た。中型ロータリー研削盤で蓄積した技術データとノウハウを活用した。
| 加工機 | 大型ロータリー研削盤 |
|---|
大型ロータリー研削盤の導入により生産数が平面研削盤の6倍となり、当初目標の4倍程度を上回った。短納期対応という顧客満足に応えられるようになり、受注量も増加した。工場工数にも余裕が生まれ、工場全体の品質向上にもつながった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
中型ロータリー研削盤の保有と長年の技術データ蓄積を背景に導入したと書かれ、過去の取組との一貫性は読み取れるが、経営戦略上の位置付けの記述は薄い。
半導体市場の国際競争の熾烈さに触れ、中型機の技術蓄積を活かすとあるが、強みの定量的な比較は示されていない。
「短納期対応」が難しくなっている課題を認識し、生産性向上で解決したと具体的に書かれ、実効性がうかがえる。
導入計画時点で従来比4倍程度を目標とし、結果として平面研削盤比6倍の生産数と数字で目標達成が示されている。
セット治具の改良や加工条件の見直しを社員一丸で行ったと書かれ、体制は読み取れるが人材や事務体制の具体は薄い。
半導体製造装置やフォトマスク向け石英ガラス加工という顧客と用途が具体的で、短納期対応が選ばれる理由として示されている。
段取り方法の改善、加工条件の見直し、顧客承認取得という課題と解決手順が順序立てて書かれている。
公開されている事例からは読み取れません。
大型石英ガラスの厚み出し研削を大型ロータリー研削盤で行い、一般的な平面研削盤の加工と異なる高付加価値な対応として書かれている。
半導体業界や国内メーカーの生産活動への寄与、情報発信への言及はあるが、雇用創出や波及効果の数字は示されていない。
生産数が従来比6倍となり受注量も増加したと数字で示されており、投入額に対する効果が読み取れるが、費用額の記載はない。
電力の省力化など環境配慮に触れるが、デジタル技術やサプライチェーンへの貢献の具体は記載されていない。
半導体市場やIoT市場の成長に触れ、国内メーカーへの寄与を述べているが、構造転換への言及は具体性が薄い。
公開されている事例からは読み取れません。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
世界のIoT市場は今後も成長し続けると見込まれ、半導体市場では台湾・韓国・中国などアジア諸外国との競争が熾烈で脅威となっている。導入した設備と技術を半導体業界のみならず様々な分野の国内メーカーの生産活動に寄与できるよう情報発信していく。また電力の省力化など環境にも優しいものづくりの実現を目指す。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
ブラザー工業(株)製のツール洗浄機能のあるコンパクトマシニングセンターを導入し、切粉を自動で除去できるようにした。
効果:不良率 0.34%→0.1%
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%