ものづくり補助金平成27年度製造業栃木県

「べっこう飴」製造プロセスの強化による生産性・品質の向上と国内外の販路拡大

株式会社野州たかむら

成果1時間あたりの製造量 50kg→77.2kg

この事例のポイント

  • 30年前に導入したデポジッター成型ラインが老朽化しており、十分な生産体制を確保できないため、海外からの引き合いに応じられずにいた。
  • モールド(型)の取り外しが可能な新たなデポジッター成型ラインを導入した。
  • 1時間あたりの製造量 50kg→77.2kg。新たなデポジッター成型ラインの導入により、充填が適切に行われて不良率が減少し、作業効率と生産性が向上した。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社野州たかむら
所在地栃木県 茂木町
業種食料品製造業
技術分野機械制御,製造環境
従業員数25人
設立1975年

事業の背景

当社は昭和50年に創業し、OEMを主力とするキャンディ製造会社として歩んできた。創業以来、水害、地震、竜巻などの自然災害で大きな被害を受けてきた。竜巻被害から立ち直るきっかけとして、主力のOEM生産から自社ブランドの開発と販路拡大へと舵を切った。素材を厳選した「どうぶつべっこう館」がヒット商品となり、国内に加えて海外からも引き合いがあった。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力30年前に導入したデポジッター成型ラインが老朽化しており、十分な生産体制を確保できないため、海外からの引き合いに応じられずにいた。
  • 生産能力従来のデポジッターはモールド(型)が固定式で取り外しができず、多様な形状のキャンディの生産性を上げられなかった。
  • 品質・精度冷却時に外気温の影響を受けてキャンディがべたつき、不良率が高かった。
  • 人手・技能モールド(型)からキャンディを取り外す作業をハンマーで叩いて行っており、割れや欠けが生じ、作業音も大きかった。

やったこと

モールド(型)の取り外しが可能な新たなデポジッター成型ラインを導入した。キャンディの材料充填と型送りのタイミングを一致させ、充填を適切な量で行えるようにした。クーリングトンネルを導入し、キャンディの冷却時の外気温の影響を抑えてべたつきを防いだ。キャンディをモールド(型)から取り外す装置を改善し、割れや欠けを減らすとともに作業音を下げた。

  • 加工機デポジッター成型ラインクーリングトンネルキャンディ取り外し装置

事業の効果

  • 1時間あたりの製造量 50kg→77.2kg
  • 取り外し作業時の等価騒音レベル 82.3dB→77.9dB

新たなデポジッター成型ラインの導入により、充填が適切に行われて不良率が減少し、作業効率と生産性が向上した。クーリングトンネルの導入でキャンディのべたつきが抑えられ、生産効率と品質が向上した。取り外し装置の改善で割れや欠けが減り、作業音も下がって職場環境が改善した。生産性の向上と不良率の削減に加え、HACCP義務化への準備にもつながった。

今後の展望

自社ブランドの展開による競争力を強みとして、従来のOEM生産に加え新たな顧客・市場に対応していく。外国人旅行客の増加によるお土産需要や海外からの引き合いを踏まえ、海外市場の開拓を積極的に進めたいと考えている。

事業者の声

「最高の仲間」と「最高の商品」を作り、お客さまに「最高の感動」をお届けすることを使命と考え

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成27年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。