回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社糀屋
成果糖化の1回当たり生産本数 40本→388本
| 事業者名 | 株式会社糀屋 |
|---|---|
| 所在地 | 群馬県 高崎市 |
| 業種 | 食料品製造業 |
| 技術分野 | 製造環境,測定計測 |
| 従業員数 | 30人 |
| 資本金 | 1,300万円 |
| 設立 | 1948年 |
当社は食料品製造業の甘酒製造企業である。小売業者や大手薬品量販店チェーンから、店頭で常温展示でき賞味期限6カ月で、風味・色など高い品質を満たした地元製造品を求められていた。甘酒は健康志向の高まりから人気が高まり、ノンアルコール飲料市場の中で47億円の成長市場とされ、大手や地方の造り酒屋も多く参入している。スーパーやコンビニでは甘酒コーナーが大きな棚を占めるようになっている。
抱えていた課題
やったこと
マイクロ波加熱殺菌装置(日本ハイコム製BTR-6-8)を導入し、殺菌時間の短縮と処理精度の向上を図った。攪拌・糖化工程では旧来の1本900mℓで40本の製造能力を、約15倍の能力増強を目指して300ℓの甘酒糖化タンク(新洋技研工業製)を導入した。打栓・ラベル貼りでは3〜4倍の能力増強を目標に半自動PPキャッパー、半自動ラベラーを導入した。これらの新規導入設備を用い、最適な稼働条件の確立を狙って甘酒の試作開発を繰り返し、試作品の品質・生産性を検証した後、最適な製造手順のマニュアルを作成した。85℃で充填し、最高到達温度95〜100℃が最適条件と分かった。
| その他 | マイクロ波加熱殺菌装置(日本ハイコム製BTR-6-8) |
|---|---|
| 加工機 | 甘酒糖化タンク(300ℓ、新洋技研工業製) |
| 加工機 | 半自動PPキャッパー |
| 加工機 | 半自動ラベラー |
新しい製品・サービス:長期常温保存が可能で、顧客の求める色・風味を備えた甘酒
マイクロ波加熱殺菌により、殺菌精度と色・風味が両立した甘酒の開発に成功し、全数のばらつきなく殺菌でき、結果をトレースできる製造システムも確立した。外部検査機関の検証で長期常温保存に耐えられることが証明された。生産能力は大幅に増強され、取引先からの午前10時までの注文は翌日各店舗へ直接発送できるようになった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
過去の取組との一貫性は読み取れず、事例は甘酒の製造工程改善が中心で経営戦略上の位置付けは書かれていない。
甘酒市場が47億円の成長市場で、3位に位置し大手や地方の造り酒屋が参入していると具体的に書かれ、外部環境と強みの関係が読み取れる。
殺菌時間1時間以上と糖化40本/回の課題を挙げ、2020年11月期に13万本を想定する計画が示されており、課題と目標が読み取れる。
糖化の1回当たり生産本数40本を388本へ、打栓は1時間あたり40本から420本へと、数値で目標達成の見込みが示されている。
体制として設備導入と製造手順マニュアル作成が書かれるが、人材や事務処理能力については具体的に読み取れない。
顧客は大手薬品量販店で、常温保存6カ月と色・風味の両立が求められていると具体的に書かれ、ニーズの裏付けがある。
試作検証、マニュアル作成、もう1台導入の予定など段階は書かれているが、スケジュールの詳細は薄い。
公開されている事例からは読み取れません。
マイクロ波殺菌により色・風味と長期常温保存を両立させた甘酒で、冷蔵が適する商品を常温化する点が具体的に書かれている。
地産地消や健康飲料の市場拡大、雇用への言及は薄いが、市場の拡大を実感できると書かれ、波及効果は一部うかがえる。
設備導入で生産能力が約10倍に向上したと書かれるが、補助金額に対する付加価値増加の数値は示されていない。
マイクロ波加熱殺菌と結果をトレースできる製造システムの構築が書かれ、技術面の工夫はあるが地域やサプライチェーンへの貢献は薄い。
ノンアルコール飲料市場の成長に乗る点はうかがえるが、日本経済の構造転換への言及は書かれていない。
高崎市の地元製造品として地産地消商品に取り組むと書かれ、地域の特性を活かす姿勢は読み取れるが雇用や成長の数値は薄い。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
需要開拓として、当社個人顧客8万人への優先的営業や地域小売店・土産物店との連携、ショッピングサイトの立ち上げ、商談会や展示会への参加などを通じて取引先を拡大する。将来的には海外展開も目指す。2020年11月期には生産数13万本を想定している。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%
最新型のレーザー加工機を導入し、カートリッジ式レンズホルダーを採用した。
効果:レンズ交換時間 25分→5分