呼吸サイクルリアルタイムモニタリングによる高精度同調&高節約型デマンドバルブの開発
医師、患者、医療機器販売業者から既存機器の課題や改良点を聞き取り、その内容をもとに開発仕様を作成した。
日本カノマックス株式会社
成果計測可能な流体速度 100m/秒→200m/秒
| 事業者名 | 日本カノマックス株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 大阪府 吹田市 |
| 技術分野 | 電子部品・デバイスの実装 |
| 従業員数 | 143人 |
| 資本金 | 9,750万円 |
同社は水や空気などの流体の速度・温度を計測する流体計測機器を製造し、学術研究機関や自動車・家電・半導体などの工場に多く納入している。世界で流体計測器を製造するのは数社のみで、国内では唯一のメーカーであり、非常にニッチな分野である。国内では一定のシェアを占めていたが、近年この市場に海外企業の製品が新規参入を開始した。
抱えていた課題
やったこと
レーザー流速計(LDV)の性能向上を目指し、既存のLDVをバージョンアップさせた。光電変換素子をアバランシェフォトダイオードからより感度の広いフォトマルチプライヤに変更し、速度200m/秒までの検出を可能にした。信号処理機内の回路を高周波化し、データ処理速度を16,000個/秒から60,000個/秒に高めた。誰が使用しても同じ精度で計測できるようソフトウェアを改良し、日本から対応できる仕組みも備えた。回路基板を含む信号処理器と光電変換器を社内で組み立て、3台の試作機を製作して評価検証試験を行い、開発目標を満たす製品を完成させた。
新しい製品・サービス:測定可能な流体速度範囲と計測精度を向上させた新型のレーザー流速計(LDV)
計測可能な流体速度範囲が100m/秒から200m/秒へ大きく広がり、データ処理速度も大幅に向上した。誰が使っても同じ精度で計測できるソフトウェアにより、海外展開で課題となっていたユーザーのスキルのばらつきにも対応できるようになった。火力発電所のガスタービンなどの国内需要を満たせる性能を持ち、海外でも気温や環境条件に配慮した製品として展開を進める。現行の10倍程度までの販売拡大を期待している。
国内では火力発電所や官公庁の研究機関、地方自治体、大学、大手自動車メーカーなどでのシェア拡大を目指し、海外ではアジア、北米、欧州(英国、ドイツ、フランス)に重点を置いてプロモーションを展開する。国内シェアの拡大とグローバル展開を組み合わせ、現行の10倍程度までの販売拡大を期待している。
当社では今回の補助事業で試作に成功した新製品を契機に、積極的にグローバル展開を推し進めていく予定です。
公式の事例集より(原文のまま)
医師、患者、医療機器販売業者から既存機器の課題や改良点を聞き取り、その内容をもとに開発仕様を作成した。
カラー塗装に代えて光学を活用した新しい成膜技術を開発した。
車載モーター用ステーターの巻線と溶接(はんだ付け)を連続工程とするため、自動機や治具を試作・開発した。