過熱水蒸気を用いる新規梅加工設備の導入と新しい梅素材の開発
過熱水蒸気を利用した梅加工設備一式を購入し、製品の試作開発と成分分析を行った。
効果:糖度 7.7%→8.6%
日本度器株式会社
成果製造工程の所要時間 3日→1日
| 事業者名 | 日本度器株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 大阪府 泉南市 |
| 業種 | 業務用機械器具 |
| 技術分野 | 切削加工 |
| 従業員数 | 22人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1921年 |
1921年創業の度量衡関連製品の老舗専門メーカーで、鋼製巻尺や直径測定用テープの製造販売が売上の8割を占め、残り2割は度量衡関連製品の仕入販売である。主力のタンクスケールは船舶の燃料タンクなどの液量計測に使われ、海運・石油精製関連企業から高い評価を得ている。販売は大阪府内の測定機器関連商社経由が多く、海外向けは小ロットのため貿易商社にとって魅力が乏しい状況にあった。
抱えていた課題
やったこと
レーザー加工機を導入し、直径測定用テープ「ダイヤメーターテープ」の目盛りや数字の彫刻を手作業からレーザー加工に切り替えた。これにより手彫り工程や腐食工程などを大幅に短縮し、製造工程を3日から1日で完結できるようにした。加工精度は0.1mmの目盛りから0.01mmまで向上し、材質もアクリル板からガラスまで幅広く対応できるようになった。
新しい製品・サービス:レーザー加工機を使い、0.01mm目盛りのダイヤメーターテープ、妊婦のウエストを計るテープ、測定用テープへのロゴ印刷など、従来受注できなかった用途の製品を開発した。
レーザー加工機の導入により、ダイヤメーターテープの製造工程が大幅に短縮され、納期が改善した。加工精度が0.01mmまで向上したことで、国内で対応できるメーカーがなかった高精度品を製造でき、これまでアメリカメーカーの製品を使っていたユーザーを獲得できる見込みとなった。材質の幅が広がり、妊婦用テープやロゴ印刷など新たな用途での受注も生まれている。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません
平成25年度ものづくり補助金の採択事業や前回採択で購入したレーザー加工機など、過去の取組とのつながりが具体的に示されている。
国内にほとんどない直径測定用テープの生産力や、0.01mm目盛を刻める国内唯一レベルの精度が強みとして示されている。
海外シェア5%程度の獲得や知名度向上といった課題を挙げ、2015年10月の大阪勧業展出展などの対策も示されている。
海外シェア5%程度という数値目標はあるが、付加価値額や賃上げの目標値は示されておらず、実現可能性も判断できない。
従業員22人や総務課長、製造課エンジニアの担当が示されているが、補助事業を遂行する具体的な体制の説明は薄い。
0.01mmの高精度や幅広い材質への対応により、産業分野からの受注やアメリカ製からの乗り換えを獲得したと具体的に書かれている。
2015年5月からの販売開始や10月の展示会出展など時期は示されているが、海外戦略の具体的な遂行方法は示されていない。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
0.1mmから0.01mmへの精度向上により、世界トップクラスの直径測定用テープと位置付けられるなど高付加価値化が示されている。
産業分野からの新規受注や妊婦用ウエストテープの制作などはうかがえるが、波及効果や雇用創出の記述は乏しい。
製造工程が3日から1日に短縮されコストダウンが期待できると書かれているが、補助金額に対する効果の数値は示されていない。
レーザー加工の導入は示されるが、デジタル技術によるサプライチェーンや地域のイノベーションへの貢献は読み取れない。
公開情報では判断できません。
泉南市や大阪府内の商社経由での販売、大阪勧業展への出展はうかがえるが、地域の雇用創出や成長牽引の記述は少ない。
国内では測定機器販売商社との連携に加え、現場に足を運んで製品を体感してもらう営業に力を入れ、買い替え需要の掘り起こしを図る。2015年10月の大阪勧業展への出展で知名度向上と問い合わせ増加を狙う。海外では既存の商社を通じた販売を続けるが、新たな海外戦略が必要とされている。
過熱水蒸気を利用した梅加工設備一式を購入し、製品の試作開発と成分分析を行った。
効果:糖度 7.7%→8.6%
多品種少量生産に対応した設備にすることで、原価低減と品質向上を両立させる体制を構築した。
効果:歩留まり 70%→85%
メインユーザーであるA社の製品用途や要求品質を分析し、加工条件を抽出して大幅な加工時間の短縮を目指した。
効果:ワーク取付時間 15分→11分