回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
東京螺旋工業株式会社
成果切削加工時間(1個当たり) 12秒→6秒
| 事業者名 | 東京螺旋工業株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 千葉県 市川市 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 従業員数 | 30人 |
| 資本金 | 2,000万円 |
| 設立 | 1962年 |
送変電設備の需要が増え続けており、特殊ボルトの増産依頼を受けていた。取引先からは月産20,000個を32,000個にしてほしいとの要求があった。送電線設備用ボルトは安全にかかわる重要部品であり、常に精度向上と耐久性向上が求められていた。
抱えていた課題
やったこと
最新型の自動多目的切削加工機を導入し、その性能を最大限に活用した。当社が造った凹み部分の加工条件を活用し、端面の切削加工と凹み部分の切削加工を一度で行えるようにした。最新型機はサーボモーターを搭載しているため細かな位置・速度の制御が可能となり、寸法・外径ともに公差±0.1mmを達成する見通しを得た。導入機械は端面面取り穴明同時加工に用いた。
| 加工機 | 最新型自動多目的切削加工機 |
|---|
切削加工の時間が半減し、生産工程全体でも製品1個当たり12秒から6秒に短縮される見込みとなった。これにより5,000個の切削加工が2日から1日で済むめどがつき、月産32,000個までの増産を達成できる見通しとなった。寸法・外径の加工精度も向上し、公差±0.1mmを実現できた。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
取引先からの月産20,000個を32,000個に増産する要求に応えるため切削加工機を導入したと読め、増産対応という流れは一貫している。ただし過去の取組との連続性は書かれていない。
送電線用特殊ボルトの需要増と競合他社との差別化を狙うとあるが、市場分析や自社の強み・弱みの具体的記述は乏しい。
二度の切削加工で5000個に1日かかるというボトルネックを特定し、一度で加工できるようにして2日から1日へ短縮する見込みと具体的に書かれている。
月産32,000個達成、切削時間1個12秒から6秒への短縮、寸法・外径±0.1mm実現が数字で示されており、実現見通しも書かれている。付加価値額や賃上げの目標は書かれていない。
切削加工機の導入は初めてで戸惑いや失敗があったが、担当者が問題なく運用できるようになったと書かれている。人員配置や事務処理体制は書かれていない。
送電線設備用ボルトは安全にかかわる重要部品で精度と耐久性が求められると書かれている。顧客ターゲットや選ばれる理由は具体的に整理されていない。
今後の挑戦として段引加工を挙げ、複合旋盤やマシニングへの展開を述べている。ただしスケジュールや課題解決の方法は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
冷間圧造と切削の組み合わせによる加工方法を提案できるとあるが、分野の普及度や高付加価値化の水準を示す記述は乏しい。
送変電設備の普及に関わる重要部品の増産とあり、社会インフラへの関わりがうかがえる。ただし波及効果や雇用創出の具体的数値は書かれていない。
切削時間の半減と月産20,000個から32,000個への増産で生産性向上は具体的だが、補助金額に対する費用対効果は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
公開されている事例からは読み取れません。
地域の経済成長や雇用への言及はないが、千葉県市川市で金属製品を製造する事業であることがうかがえる。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
今後は複合旋盤やマシニングにも目を向け、冷間圧造と切削を組み合わせた小ロットの加工に取り組み、より難しく付加価値の高い仕事に挑戦する。段引加工の実現に挑み、これまで外注していた加工を自社に取り込んでリードタイム削減や品質向上につなげる予定である。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
ブラザー工業(株)製のツール洗浄機能のあるコンパクトマシニングセンターを導入し、切粉を自動で除去できるようにした。
効果:不良率 0.34%→0.1%
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%