新たな加工方法による「原板パネルの製作」と、それを活用した「新商品の開発」を間伐材で
従来チップ原料や合板芯材にしか使われていない国内の杉・檜の間伐材を、高付加価値の板材(原板パネル)に加工する新工法を開発した。
効果:従来工法と新工法の比較で約85%の時間短縮
株式会社昭和
成果1年後には10%の工程削減が見込まれる
| 事業者名 | 株式会社昭和 |
|---|---|
| 所在地 | 宮崎県 延岡市 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 機械制御,精密加工,測定計測 |
弊社はこれまで半導体関連が取引の多数を占めていたが、近年の市場低迷により新分野へ事業を広げている。単一市場では景気や市場環境の影響を受けやすく、安定的な取引の維持は難しいと考えている。航空機分野は成長産業とされ、今後20年間の市場規模は約4兆ドル、航空機数で約3万機となる見通しである。国内でも国産小型旅客機MRJの登場により魅力のある市場になりつつある。
抱えていた課題
やったこと
3次元測定機、機械シミュレーションソフト、部品加工ツーリング(機械と切削部を繋ぐ工具)を導入した。3次元測定機により、幾何学公差としてJISが定義する6種類の基準を満たす製品の検査が可能となり、自社で品質保証ができるようになった。機械シミュレーションソフトにより、マシニング加工の複雑な形状加工の3次元シミュレーションが可能となり、顧客からの3次元CAD・CAMデータの読み込みも実現した。部品加工ツーリングにより、従来の縦型マシニングでは加工できなかった材料の側面加工を同時に行えるようになった。
3次元測定機の導入により自社で品質保証ができるようになり、外部委託が不要となって短納期化につながる。機械シミュレーションソフトにより複雑形状のプログラム作成時間が短縮される。部品加工ツーリングにより外注依存が減り、短納期要求に対応できるようになる。3年後には航空機加工部品の取引額が現在の約3倍となり、福祉・医療分野など新分野での市場拡大も見込まれる。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
半導体中心から新分野へ裾野を広げてきた経緯と、航空機分野へ参入する方針が書かれている。過去の取組との一貫性は具体的に述べられていない。
半導体市場の低迷を受けて航空機分野の成長性(今後20年で約4兆ドル、約3万機)を示し、高精度加工への需要と自社の現状(航空機受注1%、機械加工ゼロ)を対比している。
3次元加工設備がなく県外企業に案件を奪われている課題を認識し、設備導入で高精度加工を可能にする方針を示している。
工程削減10%(1年後)・20%(最終)、航空機加工部品の取引額を3年後に現在の約3倍とする数値目標が示されている。
社内の人材配置や事務処理体制についての記述はなく、体制の確保状況はうかがえない。
航空機部品の高精度・高精密ニーズと、取引先から寄せられている3次元加工の依頼が書かれ、顧客ニーズの裏付けがある。
導入設備の段階的な活用(検査の内製化、シミュレーションによる工程短縮)と見込みの時期は書かれているが、詳細なスケジュールは示されていない。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
航空機部品は複雑形状で高精度が求められ、3次元加工は高度な分野だが、普及度や高水準の高付加価値化を示す具体的な記述は薄い。
航空機分野の成長性や福祉・医療分野への展開を述べているが、地域波及や雇用創出を示す具体的な数字は書かれていない。
工程削減率や取引額の増加見込みは示されているが、補助金額に対する付加価値額の増加や費用対効果の数字は書かれていない。
3次元CADCAMデータの読み込み、機械シミュレーション、3次元測定による品質保証など先端的なデジタル技術の活用が具体的に書かれている。
航空機分野という成長分野への進出が述べられているが、日本経済の構造転換への言及は明示的ではない。
宮崎の技術力と全国への取引拡大に触れているが、地域の雇用や経済成長への具体的な効果は書かれていない。
航空機分野で確固たる地位を築き、福祉・医療分野など3次元加工を必要とする市場にも取り組んでいく。宮崎でも高い技術力があれば全国への取引拡大が可能であり、この事業を機に「ものづくり技術」をさらに高めていきたい。
宮崎でも、高い技術力があれば全国への取引拡大が可能である。この事業を機に、弊社の「ものづくり技術]をさらに高めていきたいと考えている。
公式の事例集より(原文のまま)
従来チップ原料や合板芯材にしか使われていない国内の杉・檜の間伐材を、高付加価値の板材(原板パネル)に加工する新工法を開発した。
効果:従来工法と新工法の比較で約85%の時間短縮
発酵工程では、「恒温振とう培養器」等の設備一式を導入し、発酵条件(原料、酸素量、温度等)を見出したうえで、その環境を一定に保持できるように…
効果:スピクリの生産量 1倍→1.77倍
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分