超精密ガストース製法プロセスの確立
狭スリット部の加工精度を高めるため、デジタルマイクロスコープを導入し、同部の目視による計測と観察を行った。
サカエ金属工業株式会社
| 事業者名 | サカエ金属工業株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 大阪府 大阪市 |
| 業種 | 非鉄金属製造業 |
| 技術分野 | 溶接 |
| 従業員数 | 5人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1960年 |
サカエ金属工業は純銅製のハンマーを作っていた会社で、現在は純銅や非鉄合金を使ってハンマーや工具、各種部品を製造している。純銅製品と合金製品の割合は約7:3で、ハンマーの製造・販売が売上の3割を占める。主な取引先は溶接機器を製造する企業や、電力・電鉄関係の顧客である。鉛の含有が少ないBC-2, 3などの素材の需要が、鉛を減らす社会的な動きから高まっている。
抱えていた課題
やったこと
純銅を扱う炉と他の合金を扱う炉を分けるため、ものづくり補助金を使って炉を1基増設した。これにより純銅製品の品質は大きく向上した。非鉄合金製品も市場に出回っているインゴットからだけでなく、顧客の要望に合わせて金属の配合率を変えた製品を容易に作れるようになった。顧客から「何%で、こちらは何%で」と細かく指示された配合どおりの製品も製造できるようになった。
| その他 | 溶解炉 |
|---|
新しい製品・サービス:BC-2, 3などの鉛の少ない素材を使った製品
純銅製品の品質が大きく向上し、顧客の要望に合わせて金属の配合率を変えた合金製品も作れるようになった。細かい配合指示にもそのとおり応えられるようになったことは大きな成果である。鉛の少ないBC-3などの素材の受注も増やすことができた。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
もともと純銅製ハンマーを製造していた歴史があり、非鉄金属製品へ広げてきた流れは読み取れる。ただ炉増設が過去の取組とどう一貫するかは明示されていない。
BC-2・3は扱う企業が少ないと記載され、導電性の高さや導電率のJIS高ランク、電力・電鉄関係の顧客への評価など、強みと市場が具体的に書かれている。
純銅製品の受注減少が予想されるという課題認識と、BC-2・3を増やす方針は書かれているが、高付加価値化の数値目標や具体的計画は示されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
従業員数5人と記載があるが、補助事業を遂行する体制や事務処理能力について具体的な記述はうかがえない。
鉛含有率の低いBC-3の需要増、顧客の細かな配合指示への対応、回収ハンマーの安価な再鋳造など、顧客ニーズと選ばれる理由が具体的に整理されている。
炉内の成分残りという課題に対し炉を1基増設した解決策は書かれているが、中長期のスケジュールや検証方法は示されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
BC-2・3は扱う工場が少ないと明記され、鉛レス素材として同分野で高水準の差別化を図っている点が具体的に読み取れる。
鉛含有を減らす動きや土壌影響への懸念に触れ、鉄道・電力関係との関係構築に言及しているが、経済波及や雇用創出の記述は少ない。
回収ハンマーの再鋳造による比較的安価な製造など、費用対効果をうかがわせる記述はあるが、投入額に対する付加価値増の数値は示されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
鉛レス素材への需要シフトや、ステンレスから樹脂への変化に触れ、素材転換の方向性は読み取れるが、構造転換との関連は明示されていない。
大阪の中小製造業であることは分かるが、地域特性を活かした雇用創出や地域経済への牽引についての記述はうかがえない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
純銅製品の受注は減る見込みのため、今後はBC-2, 3などの素材の取り扱いを増やし、鉄道や電装設備の企業との関係を築いていきたいと考えている。また小ロットの純銅加工に対応する協力会社とも協力体制を作りたいとしている。
狭スリット部の加工精度を高めるため、デジタルマイクロスコープを導入し、同部の目視による計測と観察を行った。
水溶性の塗料に電気を流して金属の代わりに塗料を付ける、めっきと同じ原理の電着塗装を導入した。
セラミックフィルターの採用による溶湯の清浄化、溶湯保持状態での脱ガス処理の改善、真空ダイカスト法の採用と改善を行った。
効果:歩留り 55%→90%