ものづくり補助金平成27年度製造業神奈川県

部品内製化による精密加工技術の確立と短納期化、原価低減の達成

田中水力株式会社

この事例のポイント

  • 水車部品を外注に頼っており、内製化できていなかった。
  • 水力発電の水車部品の製造を内製化するため、2種の工作機械を導入した。
  • 部品の内製化により短納期化と原価低減を実現した。

事業者のプロフィール

事業者名田中水力株式会社
所在地神奈川県
業種電気機械器具製造業
技術分野精密加工

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力水車部品を外注に頼っており、内製化できていなかった。

やったこと

水力発電の水車部品の製造を内製化するため、2種の工作機械を導入した。対象は精度がミリメートル単位で求められる水車部品である。小型部品の製造と購入部品の加工をものづくり補助金で行った。

加工機工作機械(NC工作機械)
加工機工作機械

事業の効果

部品の内製化により短納期化と原価低減を実現した。部品の出戻り修正などの時間が省けたことで、納期短縮にもつながった。精密加工技術が確立され、小水力発電のトップを目指す体制ができた。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.1 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性53%
  • これまでの取組との一貫性2

    水車部品の内製化による精密加工と短納期化が書かれているが、過去の取組との一貫性や経営戦略上の位置付けは読み取れない。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性2

    小水力発電のトップを目指すとあるが、市場動向や自社の強み・弱みの分析は書かれていない。

  • 課題の認識と解決4

    部品の出戻り修正等の時間が省け短納期化が図れた、また原価低減を実現したと具体的な成果が書かれている。

事業の実現可能性40%
  • 付加価値・賃上げの目標2

    短納期化と原価低減は述べられるが、付加価値や賃上げの目標値や数字は書かれていない。

  • 事業を進める体制1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 顧客とニーズの裏付け3

    小水力発電はCO2を出さないクリーンエネルギーで注文を集めると記載があり、顧客ニーズの一端がうかがえる。

  • 事業化までの道筋3

    2016年からの部品内製化や補助事業後1年目という時期は書かれているが、課題解決の方法やスケジュールは詳しくない。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性60%
  • 新しさ・高付加価値3

    小水力発電は一般に普及した分野ではないと読めるが、高付加価値化や高価格化の具体的記述は薄い。

公的補助の必要性33%
  • 波及効果・雇用2

    クリーンエネルギーであることや固定価格買取制度(FIT)への言及がわずかに国の政策との関連をうかがわせる。

  • 費用対効果2

    内製化による原価低減や短納期化はあるが、補助金投入額に対する効果の数字は書かれていない。

  • イノベーションへの貢献1

    公開されている事例からは読み取れません。

政策面40%
  • 成長分野への進出3

    クリーンエネルギーの水力発電分野への進出が書かれ、再生可能エネルギー分野への関与がうかがえる。

  • 地域経済への波及1

    公開されている事例からは読み取れません。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

今後の展望

国内の小水力発電でトップを目指す。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成27年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。