回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
石山ネジ株式会社
| 事業者名 | 石山ネジ株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 神奈川県 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 機械制御,情報処理,精密加工,接合・実装 |
当社は100パーセント受託加工で、お客様の図面をもとに部品を製造している。汎用品ではなく特定箇所に使われる用途の決まった部品のため転用はできず、取引先に採用されなければ廃棄となる。LEDが普及期にあり、LED照明製造装置向けの部品加工依頼が増えていた一方、近年の貿易戦争の影響で売上は下がっていた。ただしLEDは照明以外にも活用が広がっている。
抱えていた課題
やったこと
ものづくり補助金を活用して設備投資を行い、切削加工技術の高度化、高品質化、生産工程の効率化を図った。真空蒸着装置の重要部品である蒸着源について、既存の生産工程と品質を再検証しながら、導入予定のNC旋盤を用いた加工を検討した。テスト加工では約40パーセントの加工時間短縮を確認できた。
| 加工機 | NC旋盤 |
|---|
最新鋭の設備導入により、切削加工技術が高度化し、高品質化と生産工程の効率化が見込まれる。テスト加工では約40パーセントの加工時間短縮が確認されており、生産性が向上する。これによりLED照明製造装置向け案件の受注拡大を目指している。取引先に安定して供給できる生産体制の構築にもつながる。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
過去に切削加工の高度化を目的にものづくり補助金で設備投資した経緯があり、今回も同方向の投資と読めるが、戦略上の位置付けは詳しく書かれていない。
LED市場の拡大と貿易戦争による売上減が記載され、外部環境は読み取れるが、競争優位の根拠となる自社の強み・弱みの具体的な記述は薄い。
既存の生産工程と品質を再検証し、テスト加工で約40パーセントの加工時間短縮を確認したと具体的な数値で課題解決の方向が示されている。
テスト加工で約40パーセントの加工時間短縮を確認したとあり、付加価値向上の目標値は明示されないが、実現性の根拠となる数値が読み取れる。
受託加工の事業形態や失敗は許されないという記述はあるが、人材や事務処理能力など遂行体制についての記載はわずかにうかがえる程度。
100パーセント受託加工で図面に基づき特定用途の部品を製造する点は示されるが、顧客ターゲットやニーズの裏付けは具体性が薄い。
導入予定のNC旋盤を使った工程の再検証は書かれているが、スケジュールや課題解決の方法は具体的に読み取れない。
公開されている事例からは読み取れません。
LEDは照明以外にも活用が広がり普及期にあると書かれており、新市場性の記述はあるが高付加価値化の水準は示されていない。
LED市場の拡大やサプライチェーン上の町工場の廃業リスクに触れ、供給体制の維持という公的な意義がうかがえるが、経済波及効果の数値は示されない。
補助金投入額に対する付加価値増加や費用対効果を示す数値は見当たらず、加工時間短縮の数値のみがうかがえる。
高度化や工程効率化は書かれているが、先端デジタル技術やサプライチェーンのイノベーションへの貢献は明確に読み取れない。
LEDの普及期にある分野への進出がうかがえるが、日本経済の構造転換への言及は明確ではない。
地域の特性を活かした記述は見当たらず、雇用創出や地域経済への言及がわずかにうかがえる程度。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
旋削加工とマシニング加工を一台で行える最新型マシニングセンタ(複合加工機)を導入した。
効果:半導体装置のフッ素樹脂部品20個の加工所要時間 1,310分→950分
小型容器の増産に対応するため、ワークの小型化に対応した簡易円周溶接装置を導入した。