ものづくり補助金平成27年度製造業神奈川県

急速冷凍技術でパン生地の発酵を抑え、美味しいカレーパンを届ける

高久製パン株式会社

この事例のポイント

  • 遠方へパンを運ぶ際は生地を冷凍するが、一般の冷凍技術ではイースト菌の発酵を止められず、品質を保てない。
  • 遠方でも品質を落とさずに「弦斎カレーパン」を届けるため、急速冷凍システムを導入した。
  • 遠方へ運んでも冷凍したパンの美味しさを保てるようになった。

事業者のプロフィール

事業者名高久製パン株式会社
所在地神奈川県
業種食料品製造業

事業の背景

当社は看板商品の「弦斎カレーパン」を中心に、長年お客様に支持されてきた。販路を広げるため、遠方の百貨店への催事出展を目指していた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 品質・精度遠方へパンを運ぶ際は生地を冷凍するが、一般の冷凍技術ではイースト菌の発酵を止められず、品質を保てない。

やったこと

遠方でも品質を落とさずに「弦斎カレーパン」を届けるため、急速冷凍システムを導入した。最適な冷凍状態を実現するため、度重なる計測を実施した。その結果、困難だったイースト菌の発酵の抑制に成功し、急速冷凍技術を確立した。

その他急速冷凍システム

事業の効果

遠方へ運んでも冷凍したパンの美味しさを保てるようになった。その結果、遠方の百貨店を含む催事への出展が広がった。現在は年間約100箇所の催事に出展でき、より多くのお客様に当社のカレーパンを食べてもらえるようになった。売上も向上した。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.3 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性67%
  • これまでの取組との一貫性3

    中心顧客に愛されてきた実績を背景に、遠方百貨店への販路拡大を目的として冷凍技術導入を位置付けている。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性3

    九州・北海道・香港・台湾からの催事出展依頼が来ている点は読み取れるが、市場動向と自社の強み・弱みの分析は書かれていない。

  • 課題の認識と解決4

    イースト菌の発酵抑制という課題を特定し、急速冷凍機の導入で解決した経緯が具体的に書かれている。

事業の実現可能性44%
  • 付加価値・賃上げの目標2

    売上の向上は述べられているが、付加価値額や賃上げの具体的な数値目標は示されておらず、実現性は判断できない。

  • 事業を進める体制2

    度重なる計測を実施したとの記述はあるが、補助事業を遂行する人材や事務処理体制についての記載は見当たらない。

  • 顧客とニーズの裏付け4

    年間約100箇所の催事出展や香港・台湾からの依頼など顧客の広がりがあり、品質維持という選ばれる理由が示されている。

  • 事業化までの道筋2

    急速冷凍技術を確立したとの記述はあるが、中長期の遂行方法やスケジュール、課題解決の計画は書かれていない。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性60%
  • 新しさ・高付加価値3

    一般の冷凍では発酵を止められない中で、イースト菌の発酵抑制に成功したという差別化が読み取れるが、普及度や高価格化の数値は示されていない。

公的補助の必要性40%
  • 波及効果・雇用2

    遠方や海外への販路拡大は読み取れるが、雇用創出や川上川下への波及効果など国が補助する積極的理由は書かれていない。

  • 費用対効果2

    催事出展数や売上向上の方向性はあるが、補助金投入額や付加価値増加の数値がなく費用対効果は判断できない。

  • イノベーションへの貢献2

    急速冷凍による品質保持は書かれているが、デジタル技術の活用や地域・サプライチェーンへの貢献は読み取れない。

政策面20%
  • 成長分野への進出1

    経済社会の構造転換や成長分野への進出に関する記述は、公開されている事例からは見当たりません。

  • 地域経済への波及1

    地域の特性を活かした付加価値創出や地域経済への牽引は、事例の文章からは読み取れません。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成27年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。