回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社スタックス
成果寸法精度 0.1mm→0.01mm
| 事業者名 | 株式会社スタックス |
|---|---|
| 所在地 | 新潟県 川崎市 |
| 業種 | その他の製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 従業員数 | 56人 |
| 資本金 | 3,300万円 |
| 設立 | 1953年 |
当社は創業以来、航空機関係や医療機器関係に代表される厳密な精度が要求される薄板の精密板金加工を中心に受注してきた。ロケット・人工衛星等の航空宇宙部品、医療機器の筐体、光学機器関連部品の分野で顧客評価が高く、いずれもほぼ独占的に加工を行っている。当該市場の成長とともに加工の集約が進み受注点数が増している。当社加工品の98%が経由するブランク工程が、速攻性・有効性のある見直し対象と考えられた。
抱えていた課題
やったこと
ブランク工程に最新型のファイバーレーザ加工機を導入した。レーザヘッドがリニア駆動となり、従来機の許容誤差±0.1mmを上回る±0.01mmの寸法精度が実現できた。切断加工スピードも向上し、従来10ピースあたり50分を要していた加工が8分弱で可能になった事例がある。材料セッティングを切断加工と同時に行う外段取り化を実施し、従来機を扱っていたオペレーターの再教育と新規オペレーターの増員を行い、加工体制を整えた。反射材の加工検証を進め、ニーズのある取引先へ新たな加工方法を提案した。
| 加工機 | ファイバーレーザ加工機 |
|---|
リニア駆動化により寸法精度が従来の±0.1mmから±0.01mmへ向上した。切断加工スピードが上がり、ブランク工程の時間削減が最大40%に達した。材料セッティングの外段取り化により機械停止時間が減り、段取り替えの時間も短縮されてスループットが向上した。銅・真鍮などの高反射材の加工が可能となり、従来受注できなかった新規案件の獲得につながった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
精密板金を創業以来一貫して航空機・医療機器分野で手がけ、ブランク工程への機械導入という流れは読み取れるが、経営戦略上の位置付けの明示は薄い。
航空宇宙・医療機器部品をほぼ独占的に加工しており、銅・真鍮など高反射材の加工で先行導入の強みを得る点が具体的に書かれている。
顧客要求の薄型化・精度厳守への対応とブランク工程の見直しという課題認識があり、切断時間の短縮や寸法精度の向上の数値も示されている。
寸法精度が±0.1mmから±0.01mmへ、10ピースの切断工程が50分から8分弱へ、ブランク工程の時間削減が最大40%と数値目標的な成果が示されている。
従来機を扱うオペレーターの再教育や新規オペレーターの増員を実施したと書かれているが、体制の詳細は限定的である。
航空宇宙・医療機器分野での顧客評価やニーズ、銅・真鍮の加工獲得という狙いが、事例の中で具体的に整理されている。
導入後2、3年の先行導入期間や3〜5年の営業展開、ノウハウ蓄積の方針が示されているが、スケジュールの詳細は薄い。
公開されている事例からは読み取れません。
業界で同機器を導入している企業が少なく、銅・真鍮など高反射材の加工が可能になる点で、同分野での高付加価値化が示されている。
航空宇宙・医療機器分野の部品加工という産業的意義はうかがえるが、国が補助する理由や波及効果は具体的に書かれていない。
段取り時間の最小化やスループット向上の成果は示されているが、補助金投入額との対比による費用対効果は書かれていない。
最新型レーザ加工機の導入は示されるが、デジタル技術の活用やサプライチェーンへの貢献についての記述はわずかである。
航空宇宙・医療機器という成長分野への進出がうかがえるが、日本経済の構造転換への言及はない。
新潟県十日町事業所の所在は示されるが、地域特性を活かした雇用創出や地域経済成長への言及は薄い。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
航空宇宙の精密板金や医療機器筐体の分野で先行導入の強みを活かし、今後2、3年は受注を積極的に獲得する。3〜5年は高精度の注文を中心に営業を展開し、その間に技術的なノウハウを蓄積する。機械の精度だけでは解決できない材料特性に応じた設定値の暗黙知を蓄積し、先行者利得を活用していく。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
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