回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
有限会社ミランティジャパン
成果製品開発可能サイズの割合(カタログ上) 10%→95%
| 事業者名 | 有限会社ミランティジャパン |
|---|---|
| 所在地 | 石川県 加賀市 |
| 業種 | 電気機械器具製造業 |
| 技術分野 | デザイン,精密加工,立体造形 |
| 従業員数 | 37人 |
| 資本金 | 300万円 |
| 設立 | 2004年 |
現在の九谷焼産業は、デザイン・原型・成形型・成形・焼成・加飾・販売などが分業制である。新商品を開発する場合、デザイン提案に長い開発期間と多くの費用が発生していた。昨今は顧客ニーズが多様化しており、3D技術を活用した提案と成形技術の迅速化が求められていた。当社は平成16年設立で、九谷焼などの陶磁器商品の設計から製品化を行い、電機機器・輸送用機器製造も得意としている。
抱えていた課題
やったこと
3D対応中型NC切削機を導入し、成形型の大型対応、デザインの微細化への対応、機械能力のスピードアップ、ツール交換の自動化による夜間運転化を図った。電気窯を導入し、業者に依頼せず自社の窯で試作と量産試作を行える体制を構築した。3D技術によりデザイン開発から型制作、焼成、量産試作までを一貫生産できる体制を整えた。
| 加工機 | 3D対応中型NC切削機 |
|---|---|
| その他 | 電気窯 |
新しい製品・サービス:KUTANI 結BOX
3D対応中型NC切削機の導入により、現行機の4倍のサイズの製品が作れるようになり、従来できなかったサイズの製品開発力を大幅に増強できた。切削スピードは現行機の5倍となり、夜間自動運転により型製作時間を大幅に短縮した。電気窯の導入で試作を内製化したことで、新製品開発コストと開発リードタイムがそれぞれ半減した。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
設立は平成16年で、九谷焼の設計から製品化を行ってきたことは読み取れるが、過去の取組との一貫性は具体的に示されていない。
分業制による開発期間とコストの課題や顧客ニーズの多様化は示されているが、市場動向や競争優位の根拠は具体的に書かれていない。
開発期間が長く費用が多いという課題を、3D技術で短期化しコスト低減する方向で示している。成果として開発コスト半減、リードタイム半減が書かれている。
切削スピード5倍、サイズ4倍、開発コスト半減・リードタイム半減など数値目標と実績が示されている。賃上げの目標は読み取れない。
従業員数37人や体験工房の所有はうかがえるが、補助事業を遂行する人材や事務体制について具体的な記述はない。
九谷焼総合カタログ約2000点のうち対応サイズが10%から95%以上に広がるなど、製品の対象範囲と効果が具体的に示されている。
今後の展望として一層の開発期間短縮や三次元データ活用の方向性は示されているが、スケジュールや課題解決の方法は詳述されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
九谷焼市場の1%獲得を目標とし、大型サイズ対応や微細デザイン対応で同分野の高水準の製品開発を図る内容が読み取れる。
九谷焼産業の伝統と分業制の課題は触れられているが、経済波及や雇用創出など国が補助する積極的理由は書かれていない。
新製品開発コスト半減とリードタイム半減という効果は示されているが、補助金投入額に対する付加価値増加の数値は書かれていない。
3D技術によるデザインから型制作、焼成、量産試作までの一貫生産体制を構築し、産業のデジタル化に貢献する内容が示されている。
3D技術やデータベース化による製品開発の変革はうかがえるが、日本経済の構造転換への言及は明確ではない。
石川県加賀市の九谷焼という地域産業を拠点にしていることは読み取れるが、地域の雇用や経済成長への効果は具体的に書かれていない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
新製品の開発を活性化させ、九谷焼市場の1%の獲得を目指す。開発期間と開発コストをさらに削減し、多様な製品化に対応する。三次元データを活用して異なる材質や商材への展開を進め、デザインの蓄積と技術のデータベース化を充実させる。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
旋削加工とマシニング加工を一台で行える最新型マシニングセンタ(複合加工機)を導入した。
効果:半導体装置のフッ素樹脂部品20個の加工所要時間 1,310分→950分
平成27年1月に新型タレットパンチプレス(タレパン)を1台導入した。
効果:加工可能サイズ(長辺) 1,829mm→2,438mm