回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
有限会社パティスリーヒラノ
| 事業者名 | 有限会社パティスリーヒラノ |
|---|---|
| 所在地 | 長野県 飯山市 |
| 業種 | 食料品製造業 |
| 従業員数 | 29人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1953年 |
明治維新を機に和菓子店として始まり、1984年に洋菓子専業となった。旬の地元産果物を使ったケーキが評判の人気店で、県内各地や新潟県から来店客がある。一方で、日持ちしないケーキやカフェ商品が全体の6割を占めていた。
抱えていた課題
やったこと
自動包餡機を導入し、スイートポテトをクッキーで包んだ焼き菓子を試作開発した。完成品が木の切り株に似ていることから「北信濃の森 切り株ポテト」と命名し、商標登録をしたうえでパッケージを作成した。これにより、効率よく生産できる地域のご当地みやげが完成した。
| 加工機 | 自動包餡機 |
|---|
新しい製品・サービス:北信濃の森 切り株ポテト(スイートポテトをクッキーで包んだ焼き菓子)
自動包餡機の導入により、スイートポテトを包んだ焼き菓子を効率よく量産できるご当地みやげが完成した。店での販売が中心で、コロナ禍により観光施設での需要は見込めないものの、新たな人気商品に育ちつつある。セルフレジの導入により、キャッシュレス対応と箱詰め・レジ作業の効率化が進み、コロナ対策や従業員の働き方改革にもつながった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
旧来の和菓子店から洋菓子専業へ転換し、ケーキ販売とカフェを展開してきた歴史があり、日持ちする土産スイーツ開発は既存事業の延長線上と読める。
北陸新幹線延伸で新駅が近くインバウンドや観光客が増える一方、代表的な土産がない状況を捉え、地元産果物の仕入れや知名度を活かす強みが書かれている。
日持ちするケーキ類が全体の6割で近場客中心になりがちという課題を示し、自動包餡機で量産可能な土産スイーツにする解決策が書かれている。
付加価値額や賃上げの目標数値は示されておらず、生産効率の向上が成果として書かれているのみである。
社長は長野高専卒で洋菓子店での修業歴があり、従業員29名の体制が示されているが、補助事業の遂行体制の詳細は薄い。
「北信濃の森 切り株ポテト」という商品と、美味しく日持ちし量産可能という特徴は書かれているが、顧客ターゲットやニーズの裏付けは薄い。
試作開発から商品化、パッケージ作成までの流れはあるが、中長期の検証やスケジュール、課題解決の方法は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
洋菓子店では珍しい自動包餡機の導入と、従来に無い商品という点は読めるが、高付加価値化や高価格化の数字は示されていない。
新幹線延伸後も代表的な土産がない地域課題や、インバウンド需要への対応が書かれているが、波及効果や雇用創出の数字はない。
効率化と働き方改革への効果は述べられているが、補助金額に対する付加価値増加などの費用対効果の数字はない。
自動包餡機による効率化やセルフレジ導入は書かれているが、デジタル技術の活用がサプライチェーンへ貢献する内容とは言い切れない。
公開されている事例からは読み取れません。
飯山の寺社や菓子文化、地元産果物を活かした地域の名物土産づくりが書かれており、地域特性を活かす事業と読める。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
季節の旬にこだわり、おいしさを守りながら当社にしかできない商品をつくっていく方針。
先代(父)もこれからは洋菓子だと言ってくれて
公式の事例集より(原文のまま)
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
旋削加工とマシニング加工を一台で行える最新型マシニングセンタ(複合加工機)を導入した。
効果:半導体装置のフッ素樹脂部品20個の加工所要時間 1,310分→950分
木製什器の製造では、ベニヤ板や合板などを正確な寸法で切断するためパネルソーを導入した。