ものづくり補助金平成27年度製造業長野県

新製法「30秒で酵素たっぷりスムージー」の生産体制の構築

株式会社ぷらんつ

この事例のポイント

  • 野菜・果実系スムージーは食材をそろえ機材を洗うのに約30分かかり、生産の手間が大きかった。
  • 野菜そのものの成分・力を損なわずに乾燥・粉末化する方法を考案し、食品添加物を一切使用せず複数の粉末素材をブレンドした。
  • 補助事業により機械設備を導入し、安定した品質で他社と差別化されたスムージー・青汁を生産効率よく製造できる体制を整えた。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社ぷらんつ
所在地長野県 駒ヶ根市
業種食料品製造業
技術分野バイオ
従業員数2人
資本金100万円
設立2015年

事業の背景

株式会社ぷらんつは青汁・スムージーなど野菜を主体とした健康食品の開発メーカーで、通信販売が中心である。健康のため野菜を多く取ることが推奨される中、野菜そのままでは必要量をとりにくいことから、野菜ジュースや青汁、スムージーの需要が高まっている。美容や健康に敏感な女性を中心に人気を集めている。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力野菜・果実系スムージーは食材をそろえ機材を洗うのに約30分かかり、生産の手間が大きかった。
  • 人手・技能スムージーは調理に手間がかかり、ムダも多いのが難点だった。

やったこと

野菜そのものの成分・力を損なわずに乾燥・粉末化する方法を考案し、食品添加物を一切使用せず複数の粉末素材をブレンドした。水に溶かしてシェイクするだけで、わずか30秒でおいしい100%天然スムージーが飲める新製法を開発した(特許申請中)。補助事業により機械設備を導入し、カッターや包装機などを用いて生産体制を構築した。導入した機械により、安定した品質で他社と差別化されたスムージー・青汁を生産効率よく製造できることが確認された。

加工機エアーマルチカッター
加工機粉末・顆粒自動充填包装機

新しい製品・サービス:食品添加物を使わず複数の粉末素材をブレンドした、わずか30秒で作れる100%天然スムージー(新製法、特許申請中)。

事業の効果

補助事業により機械設備を導入し、安定した品質で他社と差別化されたスムージー・青汁を生産効率よく製造できる体制を整えた。調理時間は約30分からわずか30秒に短縮された。通信販売システムの構築も進め、一般顧客向けに多品種の青汁・スムージーを製造・販売できるようにしている。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.5 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性67%
  • これまでの取組との一貫性3

    30年近く植物の品種改良・機能性食品開発に携わった社長が独立創業し、乾燥・粉末化技術を事業の柱にしている流れは読み取れるが、経営戦略上の位置付けは明記されていない。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性4

    食品添加物を一切使わず複数の粉末素材をブレンドした100%天然スムージーで日本初の新製法と紹介され、他社との差別化が具体的に読み取れる。

  • 課題の認識と解決3

    調理に約30分かかりムダも多いという課題が示され、30秒で作れる製法で解決する流れは読めるが、高付加価値化や成長の数値計画は書かれていない。

事業の実現可能性48%
  • 付加価値・賃上げの目標1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 事業を進める体制3

    社長の農学博士号や品種改良・食品開発の経歴は読めるが、従業員は2名で補助事業を遂行する体制の具体は書かれていない。

  • 顧客とニーズの裏付け4

    健康志向の女性を中心に人気のスムージーという顧客層と、食材を揃え機材を洗う手間が難点という課題が示され、選ばれる理由が読み取れる。

  • 事業化までの道筋3

    開発から製造・販売まで一貫した方針や、機械導入後に安定品質で生産できたという成果は読めるが、中長期の遂行スケジュールは書かれていない。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性80%
  • 新しさ・高付加価値4

    野菜そのものの成分を損なわず乾燥・粉末化する方法で30秒調理を実現し、特許申請中の日本初の製法として類を見ない商品と紹介されている。

公的補助の必要性40%
  • 波及効果・雇用2

    健康に良い野菜摂取の推奨という背景は書かれているが、地域経済や雇用創出など国が補助する積極的な理由はうかがえる程度である。

  • 費用対効果2

    手間とムダの削減という効果は示されているが、補助金額に対する付加価値増加や費用対効果の数値は書かれていない。

  • イノベーションへの貢献2

    新製法や機械設備導入は読めるが、先端デジタル技術の活用や地域・サプライチェーンへの貢献は書かれていない。

政策面30%
  • 成長分野への進出1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 地域経済への波及2

    駒ヶ根市の企業であることは読めるが、地域の特性を活かして雇用や地域経済を牽引する内容は具体的に書かれていない。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

今後の展望

  • 目標:スムージーの調理時間 30分→0.5分

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成27年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。