過熱水蒸気を用いる新規梅加工設備の導入と新しい梅素材の開発
過熱水蒸気を利用した梅加工設備一式を購入し、製品の試作開発と成分分析を行った。
効果:糖度 7.7%→8.6%
株式会社ミツヤコーポレーション
| 事業者名 | 株式会社ミツヤコーポレーション |
|---|---|
| 所在地 | 大阪府 堺市中区 |
| 業種 | 倉庫業 |
| 技術分野 | 切削加工 |
| 従業員数 | 28人 |
| 資本金 | 9,800万円 |
| 設立 | 1951年 |
1951年設立の輸入繊維製品の物流サービス企業で、綿糸などの卸売から始め、物流サービスや輸入代行の比率を増やしてきた。国内の繊維需要が伸び悩み、海外提携工場からの調達が増えたことで、販売代行取引の需要は数年来縮小傾向にある。そのため新規事業として、プラチナナノコロイド繊維製品や食品の冷凍・解凍技術に取り組んでいる。
抱えていた課題
やったこと
補助金で、2段階凍結が可能なブライン急速凍結機と、-80℃の保存が可能な冷凍ストッカーを購入した。2段階凍結により、活けイカの過冷却急速冷凍が可能になり、解凍液で解凍することでより透明度の高い、品質の良い状態で提供できるようになった。解凍液なしで冷凍庫に入れておくだけで品質を保てる技術の開発にも成功し、特にウニはドリップなしで解凍する方法を確立した。福岡国際センターの「Food Expo Kyushu 2014」で天然鯛を冷凍・解凍して活け状態で寿司に握る試食会を行い、来場者から高い評価を得て引合いにもつながった。
新しい製品・サービス:ドリップなし・エグみ苦みなしの冷凍生ウニ(特許出願中)
補助事業により、ウニをドリップなしで冷凍・解凍する方法が確立され、冷凍品でもウニ本来の甘みや旨みを保てるようになった。活けイカでは過冷却急速冷凍と解凍液の併用により品質の良い状態で提供できるようになり、技術面では一定の評価を得た。一方で、冷凍・解凍品質の良い商材は希少で割高になるため、顧客のコスト面の壁は残っており、導入は限定的である。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません
1951年設立の輸入繊維物流から冷凍・解凍技術へ展開し、既存の食品関連の取組から延長した新事業として位置付けられている。
ウニの輸入時の季節による仕入値差が国産で最大3倍程度と示され、外部環境を踏まえた事業モデルが読み取れるが、強みの定量比較は乏しい。
コスト面が普及の障壁と課題が認識され、安い時期に仕入れて冷凍し高い時期に販売する方針が示されているが、数値計画は書かれていない。
公開情報では判断できません。
開発宣室長や社長の記載はあるが、補助事業を遂行する人材や事務処理体制についての具体的記述はわずかにうかがえる程度。
ドリップなし・エグみなしの冷凍生ウニという価値と、塩水ウニや殻付きウニでしか味わえなかった甘みを安価に提供する点が具体的に示されている。
今後の展開として対象商材の絞り込みや高級果物への応用が示されるが、スケジュールや課題解決の方法は明確ではない。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
活け状態を保つ冷凍・解凍技術で、ウニのドリップなし解凍を世界初と位置付け、従来の急速冷凍以外に解決策がなかった分野での高付加価値性が読み取れる。
食品の冷凍・解凍による保存問題の解決という社会的意義はうかがえるが、波及効果や雇用創出の記述は乏しい。
公開情報では判断できません。
ブライン急速凍結機など新設備の導入は記載があるが、デジタル技術やサプライチェーンへの貢献は示されていない。
公開情報では判断できません。
堺市の企業である旨は示されるが、地域の特性を活かした雇用や地域経済への牽引についての記述は少ない。
ウニや白子など魚介生殖腺の冷凍・解凍事業に力を入れ、仕入値が安い時期に仕入れたウニを冷凍し、値段が高い時期に解凍して販売するビジネスを展開する予定である。早い段階でまとまった規模の受注を得て、市場からの評価と安定収益につなげたいとしている。
過熱水蒸気を利用した梅加工設備一式を購入し、製品の試作開発と成分分析を行った。
効果:糖度 7.7%→8.6%
従来のシラスを膨らませる方法ではなく、シラスを溶融させて球状粒子を製造する新しい製造方法を考案し、確立した。
狭スリット部の加工精度を高めるため、デジタルマイクロスコープを導入し、同部の目視による計測と観察を行った。