金型用圧縮バネ等の電着塗装化の試作と小型・多色対応可能な専用設備の開発
水溶性の塗料に電気を流して金属の代わりに塗料を付ける、めっきと同じ原理の電着塗装を導入した。
株式会社山陽アルミ
成果熱処理回数 1回/日→2回/日
| 事業者名 | 株式会社山陽アルミ |
|---|---|
| 所在地 | 岡山県 赤磐市 |
| 業種 | 非鉄金属製造業 |
| 技術分野 | 熱処理 |
| 従業員数 | 35人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1979年 |
山陽アルミは昭和54年創業のアルミ鋳造部品メーカーで、自動車、バイク、農機具などに使われる部品を製造している。少量多品種の生産に対応するグラビティ鋳造を強みとし、金型・木型の設計から出荷まで自社で一貫生産しているため、分業生産に比べて約半分の期間で納品できる。
抱えていた課題
やったこと
熱処理設備を完全自動化した新たな熱処理設備を導入した。平成25年11月に搬入・据付を行い、翌年1月から試験的に運用を開始して、試作を重ねながら安定した硬度を得るための温度と時間を見いだした。プログラム入力で一連の投入・取出し作業や温度・時間管理を自動で行うようにした。炉内の位置や対流の具合に応じて時間設定や製品配置を工夫し、人の視点も加えて安定性の向上を図った。
新設備の導入により作業者の負担と安全面のリスクが軽減され、硬度が安定してほぼ全ての製品でJIS規格を満たす硬度が得られるようになった。1日の熱処理回数が1回から2回に増え、生産性が大幅に向上した。これにより受注の拡大につながると見込まれている。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません
創業以来グラビティ鋳造にこだわり、取引先相談をもとに製品化する点は読み取れるが、熱処理設備投資を経営戦略上どう位置づけるかは明示されていない。
少量多品種に対応するグラビティ鋳造と、金型から出荷までの一貫生産で約半分の納期という強みが具体的に書かれている。
熱処理の人的作業による非効率・不安定という課題を認識し、完全自動化設備で解決する計画が書かれている。
1日1回から2回への熱処理回数増加など目標らしき記述はあるが、付加価値額や賃上げの数値目標は書かれていない。
導入や試験運用の経緯は書かれているが、補助事業を遂行する人材や事務体制の記述は読み取れない。
JIS規格硬度を安定して出せる点と取引先からの受注拡大が示されるが、顧客ターゲットや選ばれる理由の整理は薄い。
平成25年11月搬入、翌年1月から試験運用し適切な温度と時間を検出したという段階的な進め方が具体的に書かれている。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
JIS規格を安定して上回る硬度の創出は示されるが、同分野での高価格化や普及度についての記述は薄い。
地域雇用や波及効果の記述はわずかにうかがえるが、国が補助する積極的理由としての記載は乏しい。
生産性が大幅に向上し受注拡大につながると書かれるが、補助金投入額に対する効果の数値は示されていない。
完全自動化による省力化は書かれるが、デジタル技術やサプライチェーン全体への貢献は読み取れない。
公開情報では判断できません。
岡山県赤磐市の製造業として地域に根ざす様子はうかがえるが、地域の経済成長を牽引する記述は具体性が薄い。
熱処理技術の高機能化による差別的優位性の確立と、経済的環境変化への挑戦を事業計画に掲げている。
水溶性の塗料に電気を流して金属の代わりに塗料を付ける、めっきと同じ原理の電着塗装を導入した。
従来のシラスを膨らませる方法ではなく、シラスを溶融させて球状粒子を製造する新しい製造方法を考案し、確立した。
狭スリット部の加工精度を高めるため、デジタルマイクロスコープを導入し、同部の目視による計測と観察を行った。