乾燥機の導入による、「注染」の短納期・品質向上への取り組み事業
本事業でシーツローラー乾燥機(アイロナー)を導入した。
効果:乾燥時間 1,440分→15分
株式会社久和屋
| 事業者名 | 株式会社久和屋 |
|---|---|
| 所在地 | 静岡県 静岡市 |
| 業種 | 家具・装備品製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 資本金 | 2,000万円 |
| 設立 | 1948年 |
株式会社久和屋は昭和23年に創業し、静岡県で無垢材を中心とした木製家具の製造を営んできた。健康家具をコンセプトに、安全性を重視した天然植物性オイル塗料を用い、熟練職人の技能で加工している。景気低迷や大手メーカーの低価格家具の台頭で業界全体は不振だったが、同社の特注品の工場生産高は増加傾向にあり、自社ブランドの市場優位性は十分にあった。
抱えていた課題
やったこと
複合ボーリングマシンを導入し、安定性とリードタイム短縮の2点の実現を目標とした。機種選定では業者と細かく検討し、従来機より高出力で加工データのプリセット化に対応する点を重視した。リードタイム短縮のため、切削ツールの付け替えの自動化、マルチスピンドルによる穴あけショット数の効率化、シミュレーション機能による段取り時間の短縮を図った。従来ルーターで行っていた溝突き・切断加工には新たに90度旋回鋸軸を採用し、複雑な造形も並行処理できることを目指した。
| 加工機 | 複合ボーリングマシン |
|---|---|
| 加工機 | 90度旋回鋸軸 |
新しい製品・サービス:仏壇の製造
穴あけ・切削加工能力が向上し、特注品の短納期化が実現した。加工データをマニュアル管理化したことで、基本操作を習得すれば誰でもマシンを扱えるようになった。加工精度の向上により、バリやワレの出やすい無垢材でも補修要因が抑えられた。自社設計の難しいライン造形にも対応でき、扉の複雑な意匠を実現できるようになり、仏壇製造という新たな事業展開につながった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
木製家具の製造を営み、特注品の工場生産高が増加傾向にあると書かれ、過去からの流れはうかがえるが戦略上の位置付けは明記されていない。
ブランド力による受注増加や、低価格帯大手との違いを踏まえ、特注品の市場優位性があると具体的に記述されている。
穴あけ・切削加工が実加工期間の半分を占め、不良増加や希望納期への未対応が課題と具体的に示され、導入で解決を図っている。
安定性やリードタイム短縮を目標としたと書かれるが、付加価値や賃上げの数値目標は示されていない。
工場内で加工データをマニュアル管理し誰でも扱えるようにしたとあるが、体制や人材の具体的な計画は読み取れない。
健康家具のコンセプトやユーザー目線の製品、リピーター獲得の取組が書かれ、選ばれる理由の一端はうかがえる。
導入機の仕様検討や切削ツール自動交換など遂行方法は書かれるが、スケジュールや課題解決の段階的計画は乏しい。
公開されている事例からは読み取れません。
無垢材の健康家具は高付加価値化を図る取組と読めるが、分野の普及度や高価格化の具体的数値は示されていない。
地域の木製家具産業や県内産無垢材の活用が書かれ、波及効果への言及はわずかにうかがえる。
不良件数の増加や加工期間の半分という課題は示されるが、投資額に対する付加価値増加の数値は書かれていない。
複合ボーリングマシンの導入は述べられるが、デジタル技術や新ビジネスモデルの活用は限定的にしか読み取れない。
公開されている事例からは読み取れません。
静岡県内産の無垢材を使い、焼津市の工場を拠点とする地域性は読み取れるが、雇用や地域成長への効果は書かれていない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
今後は技術の高度化を図り、イスなどの足モノも本格製造していきたいとしている。
今まで、クローゼットなどの箱モノを得意としてきた当社だが、更なる技術の高度化を図りながら、イスなどの足モノも本格製造していきたい
公式の事例集より(原文のまま)
本事業でシーツローラー乾燥機(アイロナー)を導入した。
効果:乾燥時間 1,440分→15分
当初は自動車リサイクル法の施行前年の2004年に自動車プレス機を導入し、シュレッダーダストを排出しない取り組みを進めた。
効果:プレス加工時間(1台当たり) 6分→3分
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分