新規製品の製造受注への対応とオリジナル商品の開発
木製什器の製造では、ベニヤ板や合板などを正確な寸法で切断するためパネルソーを導入した。
パニオン工芸株式会社
| 事業者名 | パニオン工芸株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 福井県 越前町 |
| 業種 | 家具・装備品製造業 |
| 技術分野 | デザイン,精密加工 |
| 従業員数 | 15人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1991年 |
パニオン工芸株式会社は、主に児童保育施設向けの室内備品や屋外遊具の企画・デザインから製造、販売までを一貫して行っている。新築園舎の完成時期となる年度末から新年度の準備期が繁忙期にあたる。近年はオーダーメイド家具の注文が増えてきていた。
抱えていた課題
やったこと
オーダーメイド家具の製造に最新のNC装置である「CNC マシニングセンター VENTURE 108M」を導入した。板の厚みに応じた刃物調整が自動になり、板の厚み・大きさ・穴あけ位置を簡単に入力できるようになった。これにより型板の製造が不要になり、刃物の付け替えも自動化された。機械に取り付けた画面で加工内容を確認でき、デザイナーの事務所のPCとも連動している。
企画・デザインの段階では設計図面への書き換えが約1時間短縮された。設計・NCプログラムの段階では製造時間が約3時間短縮され、NC装置の段階では型板と刃物付け替えの自動化により約4時間短縮された。その他の工程も含め、ロッカー1台分の製造時間は全体で約9時間短縮された。生産効率の向上により、これまで対応しきれなかった注文を受けられるようになり、売上が増えた。従来必要だった消耗品の一部が不要になり、コスト削減も実現した。従業員の労働時間が短縮され休日も増やせるようになり、売上増加に伴い給与アップや新規社員の雇用も可能になった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
児童保育施設向け備品の企画から製造まで一貫して行っていることはうかがえるが、経営戦略上の位置付けは書かれていない。
新築園舎の繁忙期に受注に対応しきれなかった点と、一貫生産体制が差別化時代で強みを発揮する点が書かれている。
繁忙期に受注を取りこぼしていた課題を認識し、NC装置導入で製造時間を約9時間短縮したと具体的に書かれている。
ロッカー1台分で製造時間を約9時間短縮し、売上アップや従業員の労働時間短縮に結びついたと数字つきで書かれている。
従業員15名の規模や、小回りの利く体制とあるが、補助事業を遂行する人材や事務処理能力の具体は書かれていない。
児童保育施設向けの安全性・耐久性やぬくもりある木材製品、保育現場の声の反映など、製品価値と顧客が書かれている。
今後は福祉施設向け製品の開発に進む構想が書かれているが、遂行方法やスケジュールは示されていない。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
オーダーメイド家具の高品質化・大幅な製造時間短縮が書かれているが、市場の普及度や高価格化の水準は示されていない。
保育施設の製品供給や地域の繁忙期対応がうかがえるが、経済波及や雇用創出の国の関与理由は薄い。
製造時間9時間短縮、消耗品コスト削減、売上増と給与アップ・新規雇用が書かれ、投入に対する効果が読み取れる。
公開されている事例からは読み取れません。
福祉施設向け製品への展開が構想として書かれているが、日本経済の構造転換への言及はない。
越前町の本社・工場で製造し、雇用拡大につながる点が書かれているが、地域経済への波及は具体性が薄い。
これまでの子ども向け製品で培った安全面の技術や経験を活かし、需要が伸びると見込まれる福祉施設向けの製品を開発し、お年寄りの安全な暮らしに貢献していきたいと考えている。
木製什器の製造では、ベニヤ板や合板などを正確な寸法で切断するためパネルソーを導入した。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
低温・緩速熟成製塩装置を導入した。
効果:大粒結晶の割合(一つの塩取鍋あたり) 4kg→8kg