回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社中西製作所
| 事業者名 | 株式会社中西製作所 |
|---|---|
| 所在地 | 愛知県 名古屋市 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 従業員数 | 27人 |
| 資本金 | 2,700万円 |
| 設立 | 1951年 |
中西製作所は名古屋市中川区の部品加工会社で、売上高の6~7割を建機・農機向けが占める。建機や農機は油圧駆動で、油圧機器は建機などの心臓部にあたる。同社は油圧ポンプやコントロールバルブのポペットという部品を担っており、発注者の油圧機器メーカーは複数の企業に任せていた仕事を1社に集約して効率化しようとしていた。
抱えていた課題
やったこと
ジェイテクトの円筒研削盤「e300G」を導入し、ポペットの内外面の研磨に対応できるようにした。西部電機の高性能旋盤「SNC-28HPⅡ」を2台導入し、2台を連結して1台目で外側、2台目で内側を連続加工することで、研磨に近い精度の旋削を実現した。品質保証のためミツトヨの円筒形状測定器も同時に導入した。設備投資額は3台合計で4500万円で、ものづくり補助金により3000万円の補助を受けた。
| 加工機 | ジェイテクト 円筒研削盤 e300G |
|---|---|
| 加工機 | 西部電機 高性能旋盤 SNC-28HPⅡ(2台) |
| 検査測定 | ミツトヨ 円筒形状測定器 |
新しい製品・サービス:油圧機器のポペットの高精度旋削と内外面研磨、およびユニット組み立てへの進出
高精度旋削と研磨に近い加工が可能になり、1社で複数の工程を担えるようになったことで、発注者からの信頼が高まり受注の幅が広がった。品質保証の仕組みも整え、顧客要望に応えられる体制を築いている。売上高は3倍近くに伸び、今後も加工範囲を広げ、油圧機器のユニット組み立てへの進出を目指している。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
平成27・28年度の補正で旋盤や円筒研削盤を段階的に導入し、ポペット加工からユニット組立へ進む方向が示されている。
建機・農機向けが売上の6〜7割を占める点は読み取れるが、市場動向と自社の強み・弱みの分析は記載されていない。
研磨に近い高精度旋削の実現や、1社で複数工程を担う方針が具体的に書かれ、課題解決と高付加価値化の流れがうかがえる。
売上高3億7000万円から10億円超を目指すとあるが、達成手段や具体的な数値計画の根拠は薄い。
社長は外部でシステムエンジニアとして働いた経験があり、現従業員27人から100人体制を構想している。体制は具体的に読み取れる。
複数工程を一社で請け負う要望に応えるという顧客ニーズは書かれているが、顧客ターゲットや選ばれる理由の整理は限定的。
ユニット組立やピストン軸の加工・研磨へ進む段階的な方向は示されているが、スケジュールや課題解決の方法は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
高精度旋削で研磨に近い精度を実現する点は読み取れるが、分野の普及度や高価格化の裏付けは示されていない。
建設機械や農業機械を縁の下で支える企業という記載にとどまり、国が補助する波及効果や雇用創出の理由は読み取れない。
補助金3000万円で設備投資額4500万円の一部を賄い、売上が3倍近くに伸びたとあるが、費用対効果の定量的な算出はない。
公開されている事例からは読み取れません。
公開されている事例からは読み取れません。
名古屋市中川区の企業という地域性はうかがえるが、地域の特性を活かした付加価値創出や雇用牽引の記述は薄い。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
従業員100人体制と売上高10億円超を目指し、油圧機器のユニット組み立てという上流工程への進出を構想している。
会社をもっと大きくしたい
公式の事例集より(原文のまま)
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
旋削加工とマシニング加工を一台で行える最新型マシニングセンタ(複合加工機)を導入した。
効果:半導体装置のフッ素樹脂部品20個の加工所要時間 1,310分→950分
木製什器の製造では、ベニヤ板や合板などを正確な寸法で切断するためパネルソーを導入した。