自動化ロボット及び付帯設備導入による車載センサ分野への新規参入
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%
有限会社矢田化学工業
成果9台の監視カメラを設置
| 事業者名 | 有限会社矢田化学工業 |
|---|---|
| 所在地 | 愛知県 大府市 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 表面処理 |
| 資本金 | 400万円 |
| 設立 | 1989年 |
同社は金属・樹脂への塗装を手がけ、特に500㎜×500㎜までのワークの塗装に強みを持つ。自動車産業を中心とした顧客から厚い信頼を得ている。金属を主に扱ってきたが、約15年前から樹脂への塗装も本格的に始めた。本社工場には塗装ラインが3本ある。
抱えていた課題
やったこと
平成27年に本社工場の近くで工場を取得し、本社工場の設備の一部を移設するとともに新規設備を導入して、平成29年に膝折工場として稼働させた。導入したハンドリング用ロボットは安川電機製で、ラインに流れてきた金属や樹脂のワークをつかみ、次工程の塗装用ロボットに高速かつ正確に渡す搬送を担う。膝折工場ではIoT化を進め、9台の監視カメラを設置してリアルタイムで工場の状況を確認できるようにし、3カ月分の録画データと加工条件のデータを蓄積した。さらにクリーンルームを導入し、塗装現場の清浄度を一定に保つ。
| ロボット | ハンドリング用ロボット(安川電機製) |
|---|---|
| 検査測定 | 監視カメラ(9台) |
| その他 | クリーンルーム |
ハンドリング用ロボットにより搬送の効率が大幅に向上し、作業効率が上がった。クリーンルームにより不良品の発生が防止され、品質の向上が図られた。塗装用ロボットは一定のスピード・吐出量で塗料の吹き付けができ、品質が安定した。人手に比べて時間や塗料が半減するほどの成果が得られ、受注増とより難度の高い加工への挑戦につなげようとしている。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
自動車部品の塗装を手がけ、膝折工場の整備など設備投資を重ねてきた経緯が書かれているが、経営戦略上の位置付けは明示されていない。
500㎜×500㎜までのワーク塗装で「コスト、品質、納期とすべてにおいて絶対の自信」を持ち、自動車産業の顧客から厚い信頼を得ていると書かれている。
ラインの能力限界や老朽化、残業増加という課題を認識し、ハンドリング用ロボットで搬送効率を大幅に向上させたと具体的に書かれている。
受注増を目指すとあるが、付加価値額や賃上げに関する数値目標は書かれておらず、わずかにうかがえる程度。
設備導入や工場整備を進めた実績はあるが、補助事業を遂行する人材や事務体制についての記述は薄い。
難度の高い塗装案件を受注したい方針や、品質不良の原因を数値と映像で探せる点など、選ばれる理由が具体的に書かれている。
今後よりレベルの高い塗装を受注する方針は示されているが、遂行方法やスケジュールの詳細は書かれていない。
資金に余裕のない中小企業には難しく補助金がなければできなかったとあるが、金融機関からの調達見込みは書かれていない。
金属・樹脂の塗装で焼き付けやカチオン電着など多様な技術を蓄積しているが、高付加価値化や高価格化の具体的数値は書かれていない。
中小企業のものづくりで設備導入が難しいことに触れる程度で、経済波及効果や雇用創出などの国の補助理由は書かれていない。
人手に比べて時間や塗料が半減するほどの成果が得られたとあるが、補助金投入額との比較となる数値は書かれていない。
ロボットやIoTの導入で監視カメラ9台によるリアルタイム確認や、3カ月分の録画データを蓄積して品質不良の原因を探せる体制が書かれている。
公開されている事例からは読み取れません。
大府市の地場企業として自動車部品塗装を手がけるとの記述はあるが、地域の雇用創出や成長への牽引は明記されていない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
より難度の高い塗装の仕事を受注し、ステップアップを図る方針。
今後はよりレベルの高い塗装の仕事を受注したい。難度の高い加工に果敢にチャレンジし続けることでステップアップを図る。厳しい競争の中で生き残っていくためにはそれしかない
公式の事例集より(原文のまま)
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
本事業でシーツローラー乾燥機(アイロナー)を導入した。
効果:乾燥時間 1,440分→15分