回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社池戸製作所
| 事業者名 | 株式会社池戸製作所 |
|---|---|
| 所在地 | 愛知県 稲沢市 |
| 業種 | 輸送用機械器具製造業 |
| 技術分野 | デザイン,精密加工 |
| 従業員数 | 365人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1972年 |
池戸製作所は自動車の内外装部品や燃料関連部品の製造・加工が主力事業で、豊田合成のパートナー企業として40年以上の実績がある。同事業の中核は高級車のインパネ周辺に組み込まれる内装皮革部品である。また、同社は航空機の隔壁加工やリベット打ちなども手がけてきた。
抱えていた課題
やったこと
数値制御(NC)裁断機を導入し、設計データを入力すると皮革パーツを自動で切り出し、形状の微調整も比率の数値を入力するだけで簡単に行えるようにした。優秀な社員を豊田合成へ出向させて皮革パーツの設計技術を習得させ、自社へフィードバックした。これにより自社で皮革パーツの形状を設計でき、試作から量産への立ち上がりが格段にスムーズになった。
| 加工機 | NC裁断機 |
|---|
自社で皮革パーツを設計できる体制を構築したことで、試作から量産への立ち上がりが格段にスムーズになった。量産後の作業性も向上して作業時間が短縮し、コスト削減につながった。豊田合成からの信頼が増しただけでなく、新たな顧客への道が開け、自動車分野の新規顧客獲得にも結びついた。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
40年以上のパートナー実績と航空機部品の加工歴があり、NC裁断機導入と自社設計体制の構築を重点事業として位置付けている。
自社設計で低コスト・短納期の提案ができる点を強みとし、その強みを生かして自動車分野の新規顧客を獲得したと書かれている。
皮革パーツの設計が十分に改善されず調整に時間をロスしていた課題を認識し、自社設計体制で試作から量産立ち上げを円滑にしたと述べている。
作業時間の短縮やコスト削減は触れられているが、付加価値額や賃上げの具体的な目標値や数字は示されていない。
従業員365人の規模と、社員を豊田合成へ出向させて設計技術を習得させた経緯が書かれているが、事業遂行の体制は概略にとどまる。
試作の提案力が競合に比べ強いことや新規顧客の獲得は書かれているが、ターゲットとニーズの裏付けは具体性が薄い。
NC裁断機導入と設計ノウハウの習得により量産立ち上げが円滑になった経緯は書かれているが、今後のスケジュールや課題解決の方法は示されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
航空機内装の皮革部品への展開が語られるが、市場の認知度や高価格化の水準に関する記述はうかがえる程度にとどまる。
航空機産業への貢献や国産小型旅客機の開発への言及はあるが、雇用創出や波及効果の数字は書かれていない。
作業時間の短縮とコスト削減が述べられているが、補助金額に対する付加価値増加などの費用対効果の数値は示されていない。
NC裁断機によるデジタル設計データの活用はうかがえるが、サプライチェーン全体のイノベーションへの貢献は書かれていない。
自動車から航空機産業への展開を目指す構想が語られており、成長分野への進出という方向性は読み取れるが、具体性は薄い。
公開されている事例からは読み取れません。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
航空機産業への展開を目指しており、航空機内装の皮革部品にも展開していきたいとしている。自動車分野以外の新規顧客を継続開拓していく方針である。
航空機内装の皮革部品にも展開していきたい
公式の事例集より(原文のまま)
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
PDFを基軸に複雑な演算処理を直接行える製版用高性能演算システム「EQUIOS-PTR」を導入し、処理速度と精度を向上させて高品質化と短納…
効果:処理時間 60分→5分
平成25年度ものづくり補助金を活用し、人手に依存せず検査精度と生産性を向上させる「ねじ寸法自動計測システム」を試作開発した。
効果:計測面の焦点深度 2mm→5mm