回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社テツカクリエート
成果裁断作業時間(月平均300本分の大板) 60時間→5時間
| 事業者名 | 株式会社テツカクリエート |
|---|---|
| 所在地 | 栃木県 上三川町 |
| 業種 | 輸送用機械器具製造業 |
| 技術分野 | 複合・新機能材料 |
| 従業員数 | 5人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1966年 |
当社は航空機など精密な加工が必要な各種部品の製造を手掛けており、確かな技術力が評価されている。その中で、部品に使う CFRP の試験片の製造を依頼されることが多くなり、現在は業務のかなりの部分がこの仕事となっている。CFRP は軽く強度もあるため、今後、航空機やロケット、人工衛星、自動車、スポーツ、橋梁などのインフラで市場の大きな拡大が予想されている。
抱えていた課題
やったこと
CFRP 試験片の大板を作るためのプリプレグの裁断に自動裁断機を導入した。プリプレグは 30〜40 枚を重ねて熱をかけて硬化させるため、重ねる段階で繊維の向きをそろえるよう正確に裁断する必要がある。月に平均 300 本分の大板を製作する想定で、手作業では裁断に 60 時間を要していたが、自動裁断機に置き換えると 5 時間で済むようになった。裁断から硬化までの時間も短縮された。
自動裁断機の導入により、月平均300本分の大板の裁断作業時間が60時間から5時間へと大幅に短縮された。裁断から硬化までの時間も短縮された。手作業で起きていたカッターによる指のけがなどの事故も防止でき、安全性が確保された。大幅な省力化により、人の能力が欠かせないものづくりの作業に人手を集中させられるようになった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
1970年からの航空宇宙部品や複合材料成形の取組が続いており、事業の一貫性は読み取れるが、戦略上の位置付けは明記されていない。
CFRPの市場拡大予想と確かな技術力への評価に触れているが、競争優位の具体的な分析までは書かれていない。
手作業の裁断に月60時間かかる課題を示し、自動裁断機で5時間に短縮すると数値で示している。
裁断時間の短縮は数値で示されるが、付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。
従業員5名の規模と、省力化で人手を航空機部品製作に振り向けることは読み取れるが、体制の詳細は薄い。
CFRPテストピースの受注増が見込まれることや、顧客の需要動向に触れているが、選ばれる理由は整理されていない。
自動裁断機導入の内容は書かれるが、実施スケジュールや課題の解決方法は示されていない。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
CFRPは市場拡大が予想される素材とされ、航空機部品の高精度加工にも触れているが、高付加価値化の水準は示されていない。
ロケットや人工衛星、インフラへの利用拡大に触れるが、経済波及や雇用創出の規模は示されていない。
裁断作業の時間が60時間から5時間へ短縮される効果は示されるが、投資額に対する費用対効果は書かれていない。
外部研究機関との連携でスポーツ義足などを研究していると述べるが、デジタル技術の活用は読み取れない。
CFRPが航空機、自動車、インフラなど分野を広げる傾向に触れるが、構造転換への寄与は具体的に書かれていない。
所在地の上三川町は示されるが、地域の特性を活かした付加価値や雇用創出への言及はない。
CFRP の市場拡大に伴い、テストピースの受注が増えることが見込まれており、自動裁断機の導入はこうした動きに対応するものである。
「働きやすく、労働意欲をかきたてるような職場環境づくり」
公式の事例集より(原文のまま)
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
倉庫業務は昼間に製品の出荷と資材の受入れ・入庫を行い、夜間に生産された製品のパレット積み収納と生産機械への資材投入を行っている。
効果:倉庫業務の人数 4名→2名
火入れ機と連結し、熱酒をそのまま自動で充填・打栓する設備一式を導入した。
効果:タンク1本(1,300ℓ)の充填時間 2時間→1.3時間