回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社ムラキ
| 事業者名 | 株式会社ムラキ |
|---|---|
| 所在地 | 三重県 松阪市 |
| 業種 | 業務用機械器具製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 従業員数 | 22人 |
| 資本金 | 3,780万円 |
1980年に製缶の仕事を始め、1981年に塗装用治具の製造を開始した。1983年に自動車関連産業に参入し、複数の自動車関連会社と取引している。主力の塗装用治具はニッチな分野だが、塗料の使用量や塗装の仕上がり、燃料コストに影響するため精度が求められている。
抱えていた課題
やったこと
厚板の最大切断加工サイズが現在の16mmより大きいレーザー加工機を導入し、レーザー加工機を2台体制にした。機種選定では厚板最大切断加工サイズに加え、主要材料の加工時間と加工コストを重視した。新機種は後工程の仕上げが不要な状態で次工程に進めるため、品質が安定した。2台体制により、異なる種類の部品を同時に加工でき、量産時には夜間の無人時間帯の加工も増えて手待ちが減った。
| 加工機 | レーザー加工機 |
|---|
レーザー加工機の2台化により、同時に異なる部品の加工ができるようになり、手待ちが減って生産性が上がった。新機種では加工面が安定して後工程の仕上げが不要になり、品質が向上した。大口受注の休日出勤や外注費が減り、コスト削減も実現した。板厚の制限がなくなったことで、これまで受注できなかった案件や新規取引先の開拓につながる見込みである。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
塗装用治具に30余年の実績と自社独自の剥離・組立方法があり、新機種導入が事業の延長線上にあることはうかがえるが、経営戦略上の位置付けは明記されていない。
自動車関連の取引先が複数あり、自社独自の組立・剥離方法や一貫生産が強みとして具体的に書かれ、外部環境と強みの関係は読み取れる。
外注率21.4%から9.7%削減、平均レーザー外注費の4.2%削減など課題と目標値が具体的に示され、解決策も整理されている。
内製率の目標や外注率26.4%、平均外注費削減率などの数値目標が示されているが、付加価値額や賃上げの目標は書かれていない。
オペレーターの習得に半年、溶接工に1〜2年かかることや人材育成の必要性は書かれているが、補助事業の遂行体制については具体的記述が薄い。
精度±0.1mmが必要とされる点や厚板16mm以上の切断ニーズ、ボディ組立ライン等の需要先など、顧客ニーズと選ばれる理由が具体的に書かれている。
導入後の受注拡大や新規取引先開拓の展望は書かれているが、導入スケジュールや課題解決の具体的な遂行方法は示されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
塗装用治具はニッチな分野と書かれ、板厚制限のある厚板レーザー切断で高水準の加工を図る点はうかがえるが、高付加価値化の数値は示されていない。
自動車関連産業への貢献や新たな雇用の可能性は書かれているが、経済波及効果や国が補助する積極的理由は具体的に示されていない。
外注費、消耗品費、光熱費の削減や収益率向上が期待されると書かれているが、補助金投入額に対する費用対効果の数値は示されていない。
レーザー加工機の導入や設計から製造までの一貫生産がうかがえるが、先端デジタル技術の活用や地域・サプライチェーンへの貢献は明確でない。
自動車産業の変化への対応や新分野開拓の必要性は書かれているが、日本経済の構造転換への寄与は示されていない。
三重県松阪市の企業で、社員の定着や雇用増員に触れているが、地域特性を活かした経済成長への貢献は具体的に書かれていない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
精度の高い治具への信頼がさらに高まり、時短やコスト削減による価格競争力の向上で、より多くの受注が見込まれる。加工の幅が広がることで受注範囲が増え、新規取引にもつながる。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%
大日メタックス㈱にて、機械本体の納品前に制御ソフトと加工プログラムをインストールし、試験加工を行って検査した。
効果:製造工程数 12工程→8工程