回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社S h i n S e i
成果スリット幅精度 0.5mm→0.2mm
| 事業者名 | 株式会社S h i n S e i |
|---|---|
| 所在地 | 京都府 京都府宇治市 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 従業員数 | 34人 |
| 資本金 | 5,000万円 |
| 設立 | 2004年 |
当社は金属の精密部品加工を主業務とし、金型製作や金型を用いた成形加工を開発から生産まで一貫して行ってきた。中国や東南アジアの技術向上により国内では空洞化が進み、国内の仕事量が減少し、受注があっても海外生産品と比べて価格が安く抑えられていた。大手メーカーとの取引は安定していたものの、価格は上がらない状況が続いていた。
抱えていた課題
やったこと
マシニングセンタを導入し、高速切削加工を行った。主軸を高速回転させ送り速度も速くして刃物と材料の接触時間を短くし、切削時の発熱を抑えた。最大18個までの材料をセットできる自動供給装置により材料の着脱を自動化し、段取り替え作業時間を大幅に短縮した。夜間運転も可能になり、夜間作業を行うようになった。加工範囲が広いため材料の固定精度も向上した。
| 加工機 | マシニングセンタ |
|---|---|
| 加工機 | 自動供給装置 |
新しい製品・サービス:スチーム・トラップ製品「Steam REVO」
マシニングセンタの導入により、フィルターのスリット幅を0.5mmから0.2mmに高精度化し、要求精度を達成した。加工時間も1枚あたり150時間から50時間に短縮され、夜間運転も含めて要求納期の3日を実現した。加えて、従業員のモチベーションが向上し、多様な人材の採用にもつながり、売上は前年比20%向上した。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
事例は創業以来の精密金属加工から金型・成形一貫体制へ広げた経緯を述べ、一貫性はうかがえるが経営戦略上の位置づけの記述は薄い。
中国・東南アジアとの価格競争による国内空洞化や、寸法公差の高さ・研究開発から生産までの一貫体制という強みが具体的に書かれている。
ワイヤー放電加工の熱によるスリット溶け等の課題を認識し、マシニングセンタ導入で加工時間150時間から50時間への短縮が示されている。
スリット幅0.5mmから0.2mm、納期15日から3日への目標とその達成(50時間、夜間運転で3日)が数字で示されている。付加価値額や賃上げの目標は書かれていない。
研究開発から生産までの一貫体制や従業員34人の体制は読み取れるが、補助事業を遂行する人材や事務処理能力の具体的記述は少ない。
医療用放射線撮影装置のフィルター部品について、患者の体格によるレントゲン写真のムラという課題と顧客ニーズの背景が示されている。
ShinSei Labでの開発から生産、放射線装置への展開など今後の計画は示されているが、スケジュールや課題解決方法の詳細は薄い。
公開されている事例からは読み取れません。
精密加工で髪の毛の半分ほどの穴をあける加工方法を確立したとあり高度な加工だが、市場の普及度や価格水準の数値は示されていない。
国内の空洞化や医療業界の成長に触れるが、経済波及効果や雇用創出の国の関与理由は具体的に書かれていない。
売上が前年比20%向上したと数字はあるが、補助金額に対する付加価値増加や費用対効果の記述はない。
高精度加工技術の活用や大学・異業種との交流はうかがえるが、サプライチェーンへの貢献は明示されていない。
医療・放射線分野への進出や開発・提案型企業への転換がうかがえるが、日本経済の構造転換への言及は明確ではない。
京都府宇治市・城陽市など地域拠点はあるが、地域の特性を活かした経済成長への寄与は書かれていない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
医療業界は堅調に市場規模が拡大しており、景気の影響を受けにくく安定した受注が期待できる。放射線はセキュリティーや検査事業にも転用できるため将来性がある。現在は放射線装置そのものの開発製造へも展開している。今後は高精度の加工技術を活かし、開発・提案型企業へ事業展開していく。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%
最新型のレーザー加工機を導入し、カートリッジ式レンズホルダーを採用した。
効果:レンズ交換時間 25分→5分