ものづくり補助金平成27年度製造業大阪府

新型ネイルチップ「ジェルチップネイルC‐GEL‐C」の拡販に挑む

有限会社 クラフトホリ

成果売上高 1倍→3倍

この事例のポイント

  • ネイルチップは平均して1か月に1回付け替える必要があり、樹脂をヤスリで削る際に爪が薄くなる恐れがあった。
  • 光硬化樹脂を透明樹脂型内で成形する新手法により、形状保持と着脱が容易で手肌や爪に悪影響を及ぼさないネイルチップとアンダーシートを開発した。
  • 売上高 1倍→3倍。量産システムの導入により、月間2,000セットの生産能力を備えた量産体制が整った。

事業者のプロフィール

事業者名有限会社 クラフトホリ
所在地大阪府 大東市
業種プラスチック製品製造業
技術分野デザイン,接合・実装,表面処理,立体造形
従業員数5人
資本金300万円
設立1988年

事業の背景

昭和63年に大阪府大東市で塑像製作や金属メダルの原型彫刻などの鋳物型製造を主力として創業し、特殊曲面へのエッチング加工などの高い技術力を持っていた。現在は彫刻の型取り技法を生かして美容用品の製造・販売に力を入れている。爪のおしゃれを楽しむ女性は年々増えており、ジェルネイルの市場は年間2,000億円余りある。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 品質・精度ネイルチップは平均して1か月に1回付け替える必要があり、樹脂をヤスリで削る際に爪が薄くなる恐れがあった。
  • 品質・精度アセトン系の溶剤で溶かして除去すると肌を傷める懸念があった。
  • 新製品・新技術光硬化樹脂を用いた新型ネイルチップの量産に向けた技術開発と量産システムの確立が必要だった。

やったこと

光硬化樹脂を透明樹脂型内で成形する新手法により、形状保持と着脱が容易で手肌や爪に悪影響を及ぼさないネイルチップとアンダーシートを開発した。アンダーシートは医療用の両面テープで爪につけるため、溶剤で除去する必要がなくなり安全面にも配慮した。ネイルチップに絵柄などを印刷するカラープリンタ、紫外線照射器、樹脂成形金型、アンダーシートの製造に使うロールプレスを導入し、量産体制を整えた。平成28年12月から通信販売向けの量産を開始し、現行では月間2,000セット(1セット・チップ10枚入り)の生産能力を有している。

その他カラープリンタ
その他紫外線照射器
金型樹脂成形金型
加工機ロールプレス

新しい製品・サービス:ジェルチップネイルC‐GEL‐C

事業の効果

  • 売上高 1倍→3倍

量産システムの導入により、月間2,000セットの生産能力を備えた量産体制が整った。大手通信販売業のウェブサイトや京阪神地区の百貨店で販売を展開し、安全性や扱いの手軽さが評価されて製品は市場に浸透しつつある。大手企業との取引も成立し、認定代理店を中心とした販売ネットワークの構築も進めている。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.5 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性53%
  • これまでの取組との一貫性2

    従来の彫刻・鋳物事業の延長で美容用品に進出したことが述べられ、過去の取組との一貫性がわずかにうかがえる。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性3

    ジェルネイル市場が年間2,000億円余りとあり市場規模は示されるが、自社の強み(型取り技法)との関係は具体的に述べられていない。

  • 課題の認識と解決3

    爪が薄くなる・肌を傷めるといった現行課題を挙げ、新製品でそれを解決するとしており、課題認識はあるが計画の実効性は薄い。

事業の実現可能性56%
  • 付加価値・賃上げの目標4

    5年後の平成34年に現在の3倍の売上高を見込むとの数値目標が示されており、実現可能性は読み取れるが根拠は限定的。

  • 事業を進める体制2

    従業員5名、ウェブ販売や代理店網の構築計画が書かれるが、補助事業を遂行する人材や事務体制の詳細は読み取れない。

  • 顧客とニーズの裏付け4

    爪を傷つけず着脱が容易なアンダーシートという特徴、月間2,000セットの生産能力、代理店を通じた販路が具体的に書かれている。

  • 事業化までの道筋3

    量産システム確立や代理店網構築の段階的な取組は書かれるが、スケジュールや課題解決の方法は詳しく示されていない。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性80%
  • 新しさ・高付加価値4

    ネイルチップは普及度の高いジェルネイルの分野で、特殊な光硬化樹脂を用いた新手法による高付加価値化が述べられている。

公的補助の必要性40%
  • 波及効果・雇用2

    国が補助する理由として雇用や波及効果は書かれず、市場拡大への期待が述べられるにとどまる。

  • 費用対効果2

    補助金額や付加価値増加額の数値は示されておらず、費用対効果はうかがえる程度にとどまる。

  • イノベーションへの貢献2

    紫外線照射器や樹脂成形金型など設備の導入はあるが、デジタル技術やサプライチェーンへの貢献は明確に書かれていない。

政策面30%
  • 成長分野への進出1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 地域経済への波及2

    大東市の地域企業として創業したことは書かれるが、地域の特性を活かした雇用や経済成長への言及は乏しい。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

今後の展望

5年後の平成34年に現在の3倍の売上高を見込んでいる。認定代理店を募って販売・サービスのネットワークを構築し、既存ジェルネイル市場の一角を切り崩す考えだ。

事業者の声

日本国内をマーケットに美容商材を販売する大手企業と取引が成立し現在、準備を進めている

公式の事例集より(原文のまま)

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冷凍マグロ専用刺身醤油の試作開発

鰹節の厚さと抽出温度を管理するため、ガス式スチームコンベクション、小型鰹節削り機、プレハブ冷蔵庫、冷蔵ユニット、小型軽量充填機、打栓機を導…

効果:製造ロット 32.5kg→65kg

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成27年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。