高精度ドリルマシン導入による生産力・品質強化
高知県内初となる最新機種のNCオートドリルマシン「DNFⅡ1050」を導入した。
効果:孔明け時間(1部材あたり) 890秒→390秒
フードテクノエンジニアリング 株式会社
成果生産能力 1倍→3倍
| 事業者名 | フードテクノエンジニアリング 株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 大阪府 大阪市 |
| 業種 | 設備工事業 |
| 技術分野 | 機械制御,製造環境,接合・実装,測定計測,複合・新機能材料 |
| 従業員数 | 105人 |
| 資本金 | 2,000万円 |
| 設立 | 1999年 |
フロン規制の強化を受け、自然冷媒であるCO2を使う冷凍機分野への関心が高まっている。欧州企業が先行するなかで、同社は早くからCO2冷媒の業務用フリーザーや冷蔵・冷凍庫の開発に取り組んできた。子会社の株式会社テクシードでは業務用フリーザーの設計・製作を手がけており、CO2冷媒方式のフリーザーの需要拡大を見越して工場の拡張を進めた。
抱えていた課題
やったこと
ドイツ社製の圧縮機とイタリア社製の制御装置を組み合わせた冷凍機ユニット(試作品)を導入し、自社開発のフリーザーと高圧CO2をフリーザーに送り出す冷凍機ユニットを用いてテストを進めた。テストでは高圧CO2を安全に循環させるため、配管類を高圧に耐えうる肉厚な材料に変更し、バルブ類も設計圧力の高い製品に交換した。夏場の暑い外気温による冷凍サイクルの効率低下も改善した。テストに使ったフリーザーはインピンジメントフリーザーで、冷気を食品に高速で衝突させて冷凍する。さらに子会社の工場を拡張し、平成29年10月に完成させた。
| 加工機 | 冷凍機ユニット(CO2冷媒、試作品) |
|---|---|
| 加工機 | 業務用フリーザー(インピンジメントフリーザー) |
| その他 | 工場拡張設備 |
新しい製品・サービス:CO2冷媒方式のフリーザー(インピンジメントフリーザー)と冷凍機ユニット
子会社の工場拡張が平成29年10月に完成し、生産能力はこれまでの3倍以上に高まった。テストを通じて高圧CO2を安全に循環させる配管・バルブの仕様が確立され、夏場の効率低下も改善された。大型の冷凍機ユニットの大型化にめどがつき、早い時期の市場投入が見込まれている。CO2冷媒の研究拠点「FTEアカデミー」を開設し、大学や同業他社と共同研究を進める計画である。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
特定フロン規制を受け、CO2冷媒のフリーザー開発に以前から取り組み、FTEアカデミーで研究を続けてきたと書かれ、過去の取組との一貫性がうかがえる。
欧州企業が先行する自然冷媒分野で、需要拡大を見越して自社フリーザーと冷凍機ユニットを組み合わせ、生産能力を3倍以上に引き上げたと書かれている。
高圧CO2の堅牢性や夏場の効率低下など課題を具体的に挙げ、大型冷凍機ユニットの必要性を認識して改善を進めたと書かれている。
生産能力を3倍以上に引き上げたとあるが、付加価値額や賃上げの目標値、その実現可能性は書かれていない。
従業員105名、食品安全アドバイザーや1級建築士、電気計装システムプログラマーなど専門スタッフがいると具体的に書かれている。
顧客は食品メーカー、外食・流通チェーン、物流会社と明示され、全国から高い信頼を得ていると書かれているが、選ばれる理由の整理は限定的。
工場拡張が平成29年10月に完成、大型冷凍機ユニットの早期市場投入とあるが、中長期の検証や詳細スケジュールは書かれていない。
資本金20,000千円のみ書かれているが、補助事業の資金調達や金融機関からの融資見込みは公開されている事例からは読み取れません。
自然冷媒の冷凍機は欧州企業が先行し、CO2冷媒の業務用フリーザーは普及途上で、高圧循環の技術的な差別化が示されている。
特定フロン全廃やCO2の温室効果など規制動向は書かれているが、経済波及や雇用創出の具体的な数字は示されていない。
補助金額や投入額に対する付加価値増加、生産性向上の数値は書かれておらず、費用対効果は判断できない。
大学の研究者や同業他社と連携したオープンな共同研究を進める構想が書かれているが、サプライチェーン全体への効果は具体的ではない。
規制強化に伴い自然冷媒へ移行する動きが広がるなか、CO2冷媒フリーザーで構造転換に対応すると書かれている。
大阪市西淀川区で中小工場が閉鎖される地域状況を踏まえ、地域の子どもたちへの環境学習の場の開放が書かれているが、雇用創出の数値はない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
大型の冷凍機ユニットの大型化にめどをつけ、早い時期に市場投入する方針。今後は地域の子どもたちにも開放し、環境学習の場として利用してもらう考え。
西淀川区では中小企業の工場が閉鎖され、どんどんマンションに変わっている。うちも頑張りますから地域の皆さんも頑張りましょうという想いも発信していきたい
公式の事例集より(原文のまま)
高知県内初となる最新機種のNCオートドリルマシン「DNFⅡ1050」を導入した。
効果:孔明け時間(1部材あたり) 890秒→390秒
溶接工程にロボットを導入した。
効果:技術工が行う溶接作業量 100%→30%
窒素雰囲気型炭化炉を試作開発したトウネツに依頼し、同炉を竹炭製造用に改良して大型化した装置を製作した。
効果:燃焼時間 12時間→8時間