スポーツ自転車SUSプレテンションフレーム開発
三次元複雑形状の切削加工を行う5軸マシニング加工機を導入し、新機軸の高剛性ステンレス管を用いた自転車フレームの試作加工を実施した。
丸和ニット株式会社
| 事業者名 | 丸和ニット株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 和歌山県 和歌山市 |
| 業種 | 繊維工業 |
| 技術分野 | デザイン,立体造形 |
| 従業員数 | 60人 |
| 資本金 | 2,500万円 |
| 設立 | 1951年 |
和歌山県はニットの一大産地である。昭和9年創業の丸和ニットは、メリヤスの中でも和丸編に特化し、新しい発想でオリジナリティのある商品を生み出してきた。繊維製品の低価格化で海外生産へのシフトが加速し、国内繊維業界の生産基盤は弱まっている。
抱えていた課題
やったこと
国内随一の丸編機メーカーである福原精機製作所の両面選針コンピュータージャカード編機V-LEC3DGTY6型(34"14G 1496本)を導入した。編地の表裏両面にジャカード柄を表現でき、国内でこの機種を扱えるニッターはごくわずかで、国内初の導入となった。技術開発責任者とともに若手技術者を同行・同席させ、社内研修や福原精機製作所での技術指導を複数回実施し、機構と生産性への理解を深めた。技術者と販売担当者が連携して編地の特性やノウハウを共有し、販売力と技術力の強化体制を構築した。
新しい製品・サービス:両面ジャカード(柄編)の編地、丸編でありながら横編(セーター編)のように見える編地、切替機能を使ったピッチの大きいダブルニット
両面ジャカード編機の導入により、複雑でオリジナリティのある編地がつくれるようになり、展開の幅が広がった。技術者と販売担当者の連携により販売力と技術力の強化体制が整い、編地商品のグレードを上げる環境ができた。同編機の可能性はまだ大きく、今後の展開が期待される。
新事業進出・ものづくり補助金
創業以来の丸編・和丸編への特化と、国内丸編ニッターとしての「ものづくり」継続を掲げ、既存事業の延長に編機導入を位置付けている。
国内で扱えるニッターはごくわずかの両面ジャカード編機を、デザインシステムと精通スタッフを持つ自社の強みを踏まえ国内初導入している。
繊維製品の低価格化と海外シフトという課題を認識し、企画力・技術力強化と次世代育成で独自編地の高付加価値化を図る計画になっている。
新規顧客の開拓・獲得を目指すとあるが、付加価値額や賃上げの具体的な目標値や数字は示されていない。
技術開発責任者と若手技術者を同行させ、社内研修や福原精機製作所での技術指導を複数回実施し、技術者と販売担当者の連携体制も構築している。
両面ジャカードの意匠性を生かした複雑な編地で、流行や販売先情報を参考に販売ターゲットに見合う商品づくりを進めると述べている。
機械の理解を深めた段階から、今後はクライアント要望や販売ターゲット情報の収集、差別化、販売先拡大へと進める道筋が示されている。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
国内で扱えるニッターがごくわずかの特殊な両面ジャカード編機を国内初導入し、横編風や切替機能を使ったダブルニットなど独自性の高い編地を実現している。
国内の繊維生産基盤が弱体化する中で国内ニッターとしての生産を維持し、Made in WAKAYAMAのアイテムを国内外に発信するとしている。
補助金額に対する付加価値額の増加や生産性向上など費用対効果を示す数字や記述は見当たらず、触れている程度にとどまる。
両面ジャカード編機の切替機能と技術者・販売担当者の連携により、新しい編地を生み出す体制を構築し、地域産地のものづくりに貢献し得る。
国内繊維業界の生産基盤維持は触れられているが、成長分野への進出や日本経済の構造転換への言及は弱い。
和歌山県のニット一大産地で、地域の特性を生かしたMade in WAKAYAMAのブランド展開により地域の付加価値向上を目指している。
今後はクライアントからの要望や販売ターゲットに見合う情報収集と編地づくりに力を入れ、他社との差別化を図りながら販売先の裾野を広げ、新規顧客の開拓・獲得を目指す。
三次元複雑形状の切削加工を行う5軸マシニング加工機を導入し、新機軸の高剛性ステンレス管を用いた自転車フレームの試作加工を実施した。
廃棄を考慮し、トウモロコシを原料とする植物由来生分解性のポリ乳酸を採用し、強度や耐熱性の異なる3種類を選定した。
3Dプリンタと3DCADを購入し、3DCADで設計して設計品質の向上、手戻り回数の削減、時間短縮、コスト削減を図った。