新規製品の製造受注への対応とオリジナル商品の開発
木製什器の製造では、ベニヤ板や合板などを正確な寸法で切断するためパネルソーを導入した。
有限会社 ティ・ティ・エム
| 事業者名 | 有限会社 ティ・ティ・エム |
|---|---|
| 所在地 | 和歌山県 橋本市 |
| 業種 | 繊維工業 |
| 技術分野 | デザイン,情報処理 |
| 従業員数 | 9人 |
| 資本金 | 300万円 |
| 設立 | 2007年 |
同社は1997年に再織(生地に裏表がない織り方)による特殊織物製法の生産と新分野・新用途の開発を目的に設立された企業グループの流れを汲み、主力製品はハンカチである。ハンカチのほか、バッグやポーチ、スリッパなども製造し、受注はOEM生産が主である。ハンカチは2000枚程度を最低ロットとして受注しており、縫製工場(問屋)を経由して都市部の百貨店に流通している。
抱えていた課題
やったこと
原画(製品イメージ)から生産機用制御データの作成、シミュレーション、商品イメージ画像の作成が可能なデザインシステムを新たに導入した。このシステムにより、得意先の要望をもとに仕上がりイメージを迅速に提示できるようになった。導入後は新たに3名の研修を行い、導入機器を使いこなせるようにした。修正工程は複数人で手分けできるようになり、短時間でこなせるようになった。
| ソフト | デザインシステム |
|---|---|
| その他 | デザインシステム用パソコン |
デザインシステムの導入により、得意先の要望をもとに仕上がりイメージを迅速に提示できるようになり、製品化までの時間を短縮できた。修正工程を複数人で分担できるようになったことで、短時間で作業をこなせるようになり、コスト低減にもつながった。色・柄・商品イメージを迅速に製品開発できるため、従来より一歩踏み込んだ製品づくりを得意先と共同で行えている。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
再織の生産と新分野・新商品開発を目的に設立された経緯、ハンカチ主力・OEM生産の事業内容は読み取れるが、経営戦略上の位置付けの明示は薄い。
高品質・多品種・小ロットと手間のかかる製品に注力する強みや、再織と新システムの融合で安価な海外製品との差別化を図る方針が書かれている。
デザイン修正工程に多くの時間を割き生産量を増やせなかった課題を認識し、デザインシステム導入で製品化までの時間短縮とコスト低減を図っている。
賃上げや付加価値額の目標数値は書かれておらず、製品化時間短縮という定性的な効果のみがうかがえる。
新たに3名の研修を行い導入機器を使いこなせるようにし、修正工程を複数人で手分けする体制を整えたことが具体的に書かれている。
得意先から持ち込まれる完成品イメージをもとに迅速に仕上がりを提示でき、アパレルメーカーからの新たな引き合いも得ている。
新技術の習得に励み、それぞれのケースに適した使い方を目指すという今後の方針は示されるが、スケジュールや課題解決方法は具体性が薄い。
公開されている事例からは読み取れません。
従来は先行デザインを後追いしていたとあり、独自性は高くないが、再織という特殊織物製法を用いる点がうかがえる程度である。
高野口の伝統技術である再織を活かし「Made in 高野口」の普及を目指す点はうかがえるが、経済波及や雇用創出の記載は薄い。
コスト低減や生産量増加の方向性は示されるが、補助金投入額に対する付加価値増加などの数値は書かれていない。
デザインシステムの導入で感性に働きかける色・柄・商品イメージを迅速に作成できるようになり、伝統技術との融合が示されている。
公開されている事例からは読み取れません。
橋本市高野口の伝統的な再織技術を活かし、高付加価値の製品づくりと「Made in 高野口」の普及を目指す地域特性の活用が読み取れる。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
デザインシステムの機能を部分的に使うだけでなく、それぞれのケースに適した使い方ができるよう新技術の習得にも励んでいく。自社オリジナル品の発表も目指し、再織と新システムを融合させて安価な海外製品との差別化を図り、「Made in 高野口」の普及を狙う。
木製什器の製造では、ベニヤ板や合板などを正確な寸法で切断するためパネルソーを導入した。
千葉市稲毛区の会社近くの自社用地400坪を購入し、2015年4月に50kW連系を行った。
自動機の開発により24時間完全無人化を実現し、休日も含めた連続稼働を可能にした。