高精度両頭フライス盤導入による生産能力拡大と顧客ニーズ対応
コスト削減と短納期、寸法対応を図るため、新規設備として両頭フライス盤を導入した。
株式会社ビック・ツール
成果生産能力 1倍→2倍
| 事業者名 | 株式会社ビック・ツール |
|---|---|
| 所在地 | 鳥取県 日吉津村 |
| 業種 | 業務用機械器具製造業 |
| 技術分野 | 機械制御 |
| 従業員数 | 59人 |
| 資本金 | 1.6億円 |
| 設立 | 1980年 |
当社は1980年に自動車修理工具メーカーとして設立され、ドリル研磨機や自動車整備用機器、塗装機器の研究開発を行ってきた。主力の「月光ドリル」は2012年9月の発売以来、ステンレス鋼板等への穴あけが可能で従来のドリルと比べて10倍程度の耐久度を持つことから、海外の展示会で人気を博し輸出実績を積み重ねた。現在は世界15ヵ国に輸出しており、特に米国は世界最大の市場であるため販売拠点となる会社を設立している。
抱えていた課題
やったこと
月光ドリルの溝加工工程を担う自動ドリル製造装置を開発し、2016年7月から11月にかけて導入した。この装置は素材の向きを正確に装填する機構と、研削速度を大幅に高めた研削機構を備え、装填、研削、回収までを自動で行う。加工では高剛性の機械を用いて安定した加工を実現した。導入に合わせてシンニング加工機も併せて導入し、月光溝加工のシンニング工程を担わせた。
本装置の導入により、導入前に比べて2倍以上の生産能力が向上した。今後は稼働時間を増やして増産体制を確立する計画である。加工機の個体差によるばらつきが改善し、高剛性の機械による安定した加工によって面粗度が向上するなど、品質も高まった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません
2012年発売以来の月光ドリルの販売実績を踏まえ、米国販売会社設立と生産能力増強を一貫した海外展開の延長に位置付けている。
ステンレス鋼板対応で従来品の10倍程度の耐久度を持ち、海外展示会で高評価を得ている点を競争優位として示している。
米国販売拡大に生産数量が追いつかないという課題を認識し、自動製造装置導入で解決を図る計画になっている。
2021年米国売上目標を120万本と設定し、装置導入で生産能力を2倍以上に向上させた実績も示している。
体制として従業員数や東京営業所は示されているが、補助事業の遂行を担う具体的な人員・担当体制の記述は薄い。
ステンレス鋼板等への穴あけ可能な点や医療分野向けなど用途を整理し、海外展示会での人気を根拠に選ばれる理由を示している。
装置導入から完了までの実施期間やブランディング・展示会出展など海外展開の進め方が示されている。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
ステンレス鋼板等の難削材への穴あけを可能にする独自刃先形状で、一般的なドリルでは切削困難な分野に高付加価値で参入している。
医療分野など新規分野への展開や切削工具メーカーへの業態変更を通じ、新たな需要創出に寄与する可能性が示されている。
生産能力が導入前の2倍以上に向上したとの成果が示され、投資に対する生産性向上の効果が読み取れる。
公開情報では判断できません。
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鳥取県西伯郡の地域企業として、ドリルの海外展開と医療等新分野への参入で付加価値を生む事業と読み取れる。
米国ニューヨークに設立した法人を通じて現地代理店と販売契約を結び、全米での販売を開始する。展示会出展やメディアを活用したブランド認知の向上を進める。医療分野向けの新サイズ製作や、鉄骨専用ドリル、航空機用、難削材対応ドリルなど月光ドリルへの転用が可能なドリルの販路拡大を進め、将来的には切削工具メーカーへの業態変更を検討している。
コスト削減と短納期、寸法対応を図るため、新規設備として両頭フライス盤を導入した。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
5軸複合加工機を新規導入した。