高性能測定機導入による海外鉄道車両用空調制御装置のはんだ付け品質の向上
高性能デジタルマイクロスコープ(VHX5000)を導入し、基板単体試験工程で空調マイコンのプリント配線板のはんだ付けを検査する体制とした。
株式会社川口精工
成果最終検査の測定に約10分かかっていたが、自動三次元測定機導入後は加工者が次の製品製作に移れるようになり、1人当たり1日1.5時間短縮
| 事業者名 | 株式会社川口精工 |
|---|---|
| 所在地 | 鳥取県 岩美町 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 測定計測 |
| 設立 | 1998年 |
平成10年に各種精密機械部品製作・加工を柱として鳥取県岩美町に創業し、平成27年に法人化した。当社は加工精度の高さと柔軟な納期対応を強みとし、県内の同規模の同業者と比べてQCDの全てで優位性があるとみられる。近年は受注内容が複雑化し、加工精度の高い仕上がり、短納期化、検査体制の厳格化が求められている。
抱えていた課題
やったこと
CNC三次元座標測定機を導入し、加工した金属製品の寸法・穴径・穴ピッチ等を高精度に測定できるようにした。従来の加工機上での測定から自動三次元測定機による測定に切り替えたことで、加工者は次の製品製作に移れるようになった。同じ加工品の複数回測定で検査値のばらつきが少なくなり、社内検査段階で穴のピッチ外れや寸法外れを検出して不良品の社外流出を防止できるようになった。
測定時間の短縮により加工者が次の製品製作に移れるようになり、生産性が向上した。リードタイムは半減し、同じ工程数で製品加工は1時間あたり倍増した。複数回測定で検査値のばらつきが少なくなり、穴のピッチ外れや寸法外れを社内で検出して不良品の社外流出を防止できるようになった。これにより高精度・高付加価値な製品の提供が可能になり、既存取引先からの受注増加と新規顧客の獲得につなげる狙いである。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません
平成10年創業の精密部品加工から、検査体制改善による高付加価値化へ連なる取組で、既存事業との一貫性が読み取れる。
QCDで県内同業者に優位性があるとし、三次元測定機で高精度製品に対応する強みの活かし方が明確。
最終検査の約10分の測定がネックと課題を特定し、1人1日1.5時間短縮と流出防止で解決する実効性が示されている。
1時間あたり加工数倍増やリードタイム半減などの目標・成果が示されるが、付加価値額や賃上げの目標値は明示されていない。
代表者が受注拡大の課題を把握し設備導入の意思決定をしており、加工と検査の体制は一定程度確認できる。
既存取引先からの短納期・高精度への評価が高く、県内で同機保有が2割程度という希少性から選ばれる理由が整理されている。
導入後の受注増加に向け、各種商談会で新規顧客開拓を図るという具体的な進め方が示されている。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
県内で同機を保有するのは2割程度とあり、高精度測定による高付加価値化を図る取組として一定の希少性がある。
地域への経済波及や新たな雇用創出についての記述は薄く、国が補助する積極的理由は読み取りにくい。
作業時間の短縮と不良流出防止による費用対効果は示されるが、補助金額に対する付加価値増加額の数字は示されていない。
高精度測定の導入は示されるが、デジタル技術の活用やサプライチェーンへの貢献についての記述は弱い。
公開情報では判断できません。
岩美町で創業し地域の精密加工を担う事業で、地域の特性を活かした受注拡大を図っている。
鳥取県内で同種の自動三次元測定機を保有する企業は2割程度とみられ、既存取引先からの受注増加を図るとともに、各種商談会で新たな顧客開拓を進める方針である。
近年の受注内容は複雑、かつ加工精度が高い仕上がり要求が強く、加えて短納期化や検査体制が厳しくなっています。当社の受注拡大のネックとなっていた検査体制を改善するため自動三次元測定機を導入し、高度化する納品前の検査・測定に対応することが出来ました。
公式の事例集より(原文のまま)
高性能デジタルマイクロスコープ(VHX5000)を導入し、基板単体試験工程で空調マイコンのプリント配線板のはんだ付けを検査する体制とした。
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%
カップ投入機を導入し、手作業で行っていた具材の充填から空になったカップの回収までの一連の工程を自動化した。
効果:作業員数 5名→2名