回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
馬潟工業有限会社
| 事業者名 | 馬潟工業有限会社 |
|---|---|
| 所在地 | 島根県 松江市 |
| 業種 | 輸送用機械器具製造業 |
| 技術分野 | 精密加工,測定計測 |
| 従業員数 | 39人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1975年 |
松江市の大橋川河口に工場を構え、日立金属安来工場の協力工場として特殊鋼素材の機械加工を手がけ、業績を着実に伸ばしてきた。原子炉の制御棒を加工するなど技術力には定評がある。2012年にJISQ9100の認証を取得し、翌2013年には航空機産業を目指す島根県内の中小企業7社によるグループ「SUSANOO」の設立メンバーに加わった。
抱えていた課題
やったこと
新たに大型の3次元座標計測機ACCURA-Iを導入した。プローブと呼ばれるルビーの球体で製品表面に接触し、大きさや形状のデータを高精度で取得できる。非接触で鋼材の大きさや形状を測定できるレーザースキャナーも備えた。気温や湿度が測定結果に影響するため、空調の整った新工場に設置し、島根県産業技術センターの協力を得て測定技術の向上に努めている。形状の評価結果はネットワーク上で一括管理し、加工技術の高精度化や生産性の向上、実加工工程での即時対応に役立てる。基礎技術の習得に向けて要員養成を継続的に行う。
3次元座標計測機の導入により、製品の大きさや形状を高精度に確認でき、規格内にあることを自社で保証できるようになった。鋼材の形状を把握できるため、素材からの削り出しを数字の裏付けをもって判断できるようになり、作業への自信につながった。加工品の目標寸法と加工結果のずれが分かることで加工従事者の技術力向上にも役立ち、加工の高精度化と短納期化が期待される。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません
1975年創業、日立金属安来工場の協力工場として特殊鋼の機械加工を続け、JISQ9100認証や航空機産業を目指す企業グループへの参加が書かれている。
原子炉の制御棒加工など技術力に定評があり、耐熱鋼や超耐熱合金に対応できる強みが書かれているが、市場動向の分析は見当たらない。
鋼材から製品を削り出す際に経験や勘に頼っていた課題を、3次元座標計測機で数字の裏付けを得る形で解決する流れが書かれている。
加工効率や短納期化の向上が書かれているが、付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。
12年かけて継続的に要員を養成し、新規雇用による増員も検討していると書かれている。
受託測量の受注実績や航空関連企業への新規開拓が書かれているが、顧客ターゲットの整理は詳しくない。
12年かけた要員養成や、形状データのネットワーク管理による高精度化の進め方が書かれている。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
超耐熱合金や大型難削材の長尺品加工を得意分野とし、航空機部品を対象とする高付加価値の加工が書かれている。
航空機やエネルギー関連部品の加工に関わることがうかがえるが、国が補助する理由や波及効果は書かれていない。
加工精度の向上や短納期化が書かれているが、補助金額に対する費用対効果の数字は書かれていない。
3次元座標計測機とレーザースキャナーを連携させ、データをネットワーク上で一括管理する取組が書かれている。
航空機産業を目指す取組が書かれているが、日本経済の構造転換への言及は見当たらない。
島根県内の中小企業7社によるグループ参加や、島根県産業技術センターとの協力が地域の取組として書かれている。
大型の計測機を生かして受託測量を事業の柱に育て、航空関連で取引実績のある企業などを対象に新規取引先の開拓に取り組む考えだ。
数字の裏付けを得ることで自信を持って作業に取り組めるようになった
公式の事例集より(原文のまま)
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
高性能デジタルマイクロスコープ(VHX5000)を導入し、基板単体試験工程で空調マイコンのプリント配線板のはんだ付けを検査する体制とした。
ブラザー工業(株)製のツール洗浄機能のあるコンパクトマシニングセンターを導入し、切粉を自動で除去できるようにした。
効果:不良率 0.34%→0.1%