新規製品の製造受注への対応とオリジナル商品の開発
木製什器の製造では、ベニヤ板や合板などを正確な寸法で切断するためパネルソーを導入した。
有限会社キタイ
| 事業者名 | 有限会社キタイ |
|---|---|
| 所在地 | 島根県 出雲市 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 従業員数 | 6人 |
| 資本金 | 300万円 |
| 設立 | 1939年 |
有限会社キタイは1939年に焼玉エンジンの製造・取り付けを業務として創設され、戦後は機械部品製造や鋳物鋳造を手がける鉄工所として操業してきた。約20年前に業種を金属製品の製造に一本化した。家業に入った14年前は量産物が売上の9割を占めていたが、単品物は付加価値が高いため、図面の異なる金型部品加工に取り組むようになった。
抱えていた課題
やったこと
新たに高回転主軸の機械で工具を自動交換する立形マシニングセンタVm53R(OKK製)を導入した。マシニングセンタは高い精度が求められる金型製造に使われる工作機械で、既存設備では対応できなかった加工精度の向上と加工時間の短縮が可能になった。導入後、複合的な加工を経験することでノウハウが蓄積された。加工サンプルを取引見込みのある関連企業に提案し、高い評価を得ている。
新しい製品・サービス:複合的加工ノウハウを用いた金型部品加工
マシニングセンタの導入により、既存設備では対応できなかった加工精度が向上し、加工時間も短縮された。図面を見てから作業に取りかかるまでの時間が短くなり、作業中のミスも減って製造コストが下がってきている。単品物の受注が増え、量産品との製品割合は半々となった。今後は金型を一貫製作するメインユーザーから金型部品加工の受注を獲得し、収益拡大を目指している。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません
約20年前に業種を金属製品製造に一本化し、14年前に家業入り後も単品物の付加価値に着目して金型部品加工へ段階的に挑戦しており、一貫した流れが読み取れる。
既存の複合的加工ノウハウと高回転主軸の機械を、農機・船舶向け金型部品という市場に結びつけ、低コスト・高精度・短納期の強みで優位性を確保する方針が示されている。
既存設備では加工精度と時間の課題があり、マシニングセンタ導入でそれを解決した点が書かれ、単品物受注の拡大による収益向上を目指している。
収益拡大を目指すとあるが、付加価値額や賃上げなどの具体的な目標値や数字が示されておらず、実現可能性の判断材料が薄い。
専務取締役が事業を主導している点は触れられているが、従業員6名の体制での補助事業遂行能力や事務処理体制についての記述は薄い。
関連企業への加工サンプル提案で高評価を得ており、金型を一貫製作するメインユーザーからの受注獲得を狙うなど、顧客ターゲットと選ばれる理由が明確である。
加工サンプルの提案から取引見込みを得る段階を経ており、ノウハウ蓄積やコスト低減の実績も示され、遂行方法は具体的である。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
金型市場は概ね拡大していると書かれ、市場は大きいが、同分野で高付加価値化・高価格化を図る根拠はやや一般的な記述にとどまる。
地域の鉄工所として雇用を支えてきた歴史は触れられているが、経済波及効果や新たな雇用創出を国が補助する理由としては明示されていない。
補助金額に対する付加価値増加や生産性向上の数値が示されておらず、費用対効果は判断しにくい。
高回転主軸の機械導入でサプライチェーンに関わる金型部品加工へ進出するとあるが、デジタル技術や新ビジネスモデルによる貢献は薄い。
量産中心から単品物の金型部品加工へ事業構造を転換しており、成長が見込まれる金型分野への進出として一定の構造転換が読み取れる。
出雲市大社町の地域の鉄工所として操業し、地域の製造業の一角を担う点は読み取れるが、地域特性を活かした成長牽引の記述は限定的である。
農機・船舶などの産業機械向け金型部品加工を主なターゲットとし、低コスト・高精度・短納期の強みで優位性を確保することを視野に入れている。金型市場は概ね拡大しており、今後も需要が見込まれる。
木製什器の製造では、ベニヤ板や合板などを正確な寸法で切断するためパネルソーを導入した。
千葉市稲毛区の会社近くの自社用地400坪を購入し、2015年4月に50kW連系を行った。
自動機の開発により24時間完全無人化を実現し、休日も含めた連続稼働を可能にした。