ものづくり補助金平成27年度建設業島根県

隠岐の島産だし粉末を使ったティーバッグ型だしパックの製造販売

有限会社横地建設

この事例のポイント

  • 平成10年をピークに土木工事の仕事量が急速に減少していた。
  • トビウオの粉末を使った商品を、従来のパック形式からティーバッグ型に改良するため、粉末自動充填包装機を導入した。
  • ティーバッグ型への改良により、使い勝手が良く市場ニーズに合った商品になり、試作品を使った評価では「扱いが簡単で便利である」という狙い通りの評価を得た。

事業者のプロフィール

事業者名有限会社横地建設
所在地島根県 隠岐の島町
業種総合工事業
従業員数5人
資本金1,000万円
設立1987年

事業の背景

有限会社横地建設は、道路や河川工事など主に土木分野の公共事業で実績を重ねてきた。平成10年をピークに仕事量が急速に減少し、建設業に限界を感じて「食」に活路を求めた。平成18年から水稲栽培に試験的に取り組み、翌年には県の農業参入支援事業を利用して本格的に始めた。米は「コシヒカリ」と「きぬむすめ」が「美味しまね」認証を取得している。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力平成10年をピークに土木工事の仕事量が急速に減少していた。
  • 新製品・新技術建設業に代わる事業として、農業や食品分野への参入が必要だった。
  • コスト・採算米を売るだけでは収益が上がらず、付加価値を高める必要があった。
  • 人手・技能トビウオの粉末を充填する作業は、機器の操作に不慣れで失敗が続いた。
  • 品質・精度粉末の水分量によって充填量が変わるため、乾燥状態の調整が難しかった。

やったこと

トビウオの粉末を使った商品を、従来のパック形式からティーバッグ型に改良するため、粉末自動充填包装機を導入した。試作では、ティーバッグの形状を検討し、粉末の粒度や乾燥状態を変えて調整を重ねた。乾燥状態は、水分が多いと粉末量が少なく充填されるため特に注意した。当初は機器の操作に不慣れで失敗が続いたが、首都圏のメーカーから電話で説明を受けて習熟度を高め、安定して稼働できるレベルにした。試作品は地域の人や従業員に使ってもらい、調査票で意見を集約した。

  • 加工機粉末自動充填包装機高速微粉砕器米の乾燥調整施設

新しい製品・サービス:隠岐の島産だし粉末を使ったティーバッグ型だしパック(「飛魚(あご)だし」)

事業の効果

ティーバッグ型への改良により、使い勝手が良く市場ニーズに合った商品になり、試作品を使った評価では「扱いが簡単で便利である」という狙い通りの評価を得た。主力商品として育てて販路を開拓する狙いで、関東や東北からも注文が来ている。米粉やトビウオの干物などを含む「よこじふぁーむ」の商品はネットを中心に販売され、リピーターも多い。ただし、トビウオの不漁により原料を十分に確保できず、商品の量を準備できない事態になっている。

今後の展望

原材料確保が最大の課題であり、トビウオ漁の推移を注視する。単一材料・無添加のこだわりは維持しつつ、場合によっては商品のバリエーションも検討する。

事業者の声

原材料確保は最大の課題。トビウオ漁の推移を注視したい

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成27年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。