回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
有限会社河野酢味噌製造工場
成果米こうじの生産日数 2日→1日
| 事業者名 | 有限会社河野酢味噌製造工場 |
|---|---|
| 所在地 | 岡山県 真庭市 |
| 業種 | 食料品製造業 |
| 従業員数 | 4人 |
| 資本金 | 800万円 |
| 設立 | 1888年 |
河野酢味噌製造工場は、酢みそやしょうゆなどの発酵食品を生産する創業1888年の老舗である。約20年前から関西などでの販路開拓に着目し、製品の多様化を進めてきた。現在は甘酒やドレッシングが製品構成の柱に成長し、販路は関西や関東などの大都市圏に広がっている。一方で、食の洋食化や核家族化により、みそやしょうゆ主体の経営には先行き不安があった。総務省の家計調査によると、国内で1人が1年間に消費するしょうゆの量は1975年の約5リットルから2019年には約1.6リットルに減少し、工場の数も同期間に3分の1になった。
抱えていた課題
やったこと
ものづくり補助金で、各種発酵食品の基となる米こうじの製造装置を導入し、生産量の拡大を図った。導入したこうじ製造設備は最新式で、生産に要する日数は従来に比べ1日と半減した。また、こうじの発酵が進まない「はぜ落ち」という現象も改善できた。
| 加工機 | こうじ製造設備 |
|---|
新しい製品・サービス:米こうじを使った甘酒、米こうじを使ったドレッシング
最新式のこうじ製造設備の導入により、米こうじの生産日数が半減し、顧客の発注に対応できるようになった。はぜ落ちという発酵不良の現象も改善された。海外では和食ブームでみそやしょうゆの輸出が伸びており、ドレッシングも有望とみて台湾や東南アジアなどでの販路開拓を進める方針である。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
約20年前から販路開拓と製品多様化を進め、甘酒やドレッシングを柱に育てた経緯が書かれ、一貫性がうかがえる。
食の洋食化や核家族化で主力のみそ・しょうゆ需要が減る中、ドレッシングで関東や関西の都市圏に販路を広げたと書かれている。
しょうゆ消費量の減少という課題認識と、ドレッシングの海外展開方針は書かれているが、事業計画の具体的な数値は乏しい。
公開されている事例からは読み取れません。
従業員は4人と小規模で、こうじ製造は4人の社員が手作業で行っていたとあり、体制の厚みはうかがえるが補助事業の遂行体制の記述は薄い。
国産米と国産大豆、自社精米にこだわり、年間約2万本を販売するドレッシングと甘酒の製品価値が具体的に書かれている。
台湾や東南アジアでの海外販路開拓を進める方針はあるが、遂行方法やスケジュールは書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
健康志向のこうじブームで甘酒に注目が集まり、米こうじドレッシングを発売したとあり、需要の伸びは読み取れる。
和食ブームでみそやしょうゆの輸出が伸びているという記述はあるが、地域経済や雇用創出への言及は乏しい。
こうじの生産日数が従来の半分の1日になったと書かれているが、投入額に対する費用対効果の数値は示されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
公開されている事例からは読み取れません。
真庭市久世地区の老舗として古い町並みに立地し、地域の伝統的な発酵食品を守りつつ販路を広げている点は読み取れる。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
ドレッシングを中心に、台湾や東南アジアなど海外での販路を開拓していく方針である。
相手の要望に対して一度はやってみることが大事
公式の事例集より(原文のまま)
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
火入れ機と連結し、熱酒をそのまま自動で充填・打栓する設備一式を導入した。
効果:タンク1本(1,300ℓ)の充填時間 2時間→1.3時間
2018年11月に、それまで職人が手でやっていた木材加工のほぼ全てを自動化するNC加工機を導入した。