ものづくり補助金平成27年度情報通信業岡山県

インターネットで手軽に注文できるレーザー加工機によるオンリーワンアイテム作成サービス

有限会社スマート・ラムズ

この事例のポイント

  • ソフトウエア開発を主事業としてきたが、ITを活用したモノづくり事業(レーザー加工によるオリジナルアイテム作成サービス)に新たに参入する必要があった。
  • インターネット上で完結するオリジナルアイテム作成サービスの専用サイトを2017年6月に立ち上げ、受注を開始した。
  • ネット上で発注からデザイン選定まで完結するサービスを立ち上げ、ソフトウエア開発で培った運営者としての知見を得た。

事業者のプロフィール

事業者名有限会社スマート・ラムズ
所在地岡山県 倉敷市
業種情報サービス業
従業員数6人
資本金1,000万円
設立2005年

事業の背景

同社は東京で電子商取引サイト構築などを手がけた岡本順子社長が、岡山県倉敷市への転居を機に創業したソフトウエア会社で、2005年に法人化した。手がける仕事はデータベース構築、スマートフォン向けアプリ開発、クラウドシステム提供、生産管理システムなど多岐にわたる。本社のある倉敷市児島地区は縫製産業の生産拠点として栄えた街である。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 新製品・新技術ソフトウエア開発を主事業としてきたが、ITを活用したモノづくり事業(レーザー加工によるオリジナルアイテム作成サービス)に新たに参入する必要があった。
  • 販路・情報発信受注サイトを2017年6月に立ち上げたものの、SEO対策だけでは思ったほどページビューが伸びず、訴求対象と購入者のミスマッチが起きていた。

やったこと

インターネット上で完結するオリジナルアイテム作成サービスの専用サイトを2017年6月に立ち上げ、受注を開始した。革製品のメモカバーやカップスリーブ、デニム生地のパソコンスリーブなどに、オリジナルの文字や画像をレーザー加工機で刻印する。2018年8月からはハリネズミのデザインを採り入れ、SNSでの発信を強化した。企業からのノベルティ用の大量発注も得ている。

新しい製品・サービス:レーザー加工機で革製品やデニム生地に文字や画像を刻印する、インターネット受注型のオンリーワンアイテム作成サービス

事業の効果

ネット上で発注からデザイン選定まで完結するサービスを立ち上げ、ソフトウエア開発で培った運営者としての知見を得た。企業のノベルティとしての大量受注があり、会社の収益に貢献する事業となった。今後はこの知見を顧客への提案力強化に生かし、本業のソフトウエア受託開発にもつなげていく方針である。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません

観点の平均2.8 / 514観点のうち13観点で評価

出典:公募要領 p.44(審査項目)

この事例が強かった観点

  • 4
    これまでの取組との一貫性ソフトウエア開発やネットショップ構築の実績を土台に、レーザー加工による新事業へ参入する流れが記事から読み取れる。

伸びしろがあった観点

  • 2
    付加価値・賃上げの目標ノベルティ大量受注で収益に貢献とあるが、付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。
経営戦略との整合性3.3
  • これまでの取組との一貫性4

    ソフトウエア開発やネットショップ構築の実績を土台に、レーザー加工による新事業へ参入する流れが記事から読み取れる。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性3

    ネット受注とSNSを活かすデザイン採用はうかがえるが、市場環境と自社の強みを比べた記述は薄い。

  • 課題の認識と解決3

    受注サイトでページビューが伸びず、訴求対象と購入者のミスマッチが起きたという課題認識は書かれている。解決の具体策は示されていない。

事業の実現可能性2.6
  • 付加価値・賃上げの目標2

    ノベルティ大量受注で収益に貢献とあるが、付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。

  • 事業を進める体制3

    社長の開発経験と従業員6人の体制は示されているが、補助事業の遂行に向けた具体的な人員配置は書かれていない。

  • 顧客とニーズの裏付け3

    オンリーワンの文字・画像刻印と、ノベルティ需要やSNS活用という用途は示されているが、顧客ターゲットの整理は薄い。

  • 事業化までの道筋2

    今後は提案力強化につなげる方針とあるだけで、スケジュールや課題解決の方法は書かれていない。

  • 財務と資金の調達3

    財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。

新市場性・高付加価値性3.0
  • 新しさ・高付加価値3

    革製品へのレーザー刻印をネットで完結させる仕組みは新しい取り組みだが、高価格化の数値などは示されていない。

公的補助の必要性2.5
  • 波及効果・雇用2

    縫製産業で栄えた倉敷市児島地区の製造拠点を背景に、ものづくりへ踏み出す点はうかがえるが、波及効果の記述は乏しい。

  • 費用対効果ー

    公開情報では判断できません。

  • イノベーションへの貢献3

    ITとモノづくりを融合し、ネット上で注文からデザイン確認までを完結させる点は、デジタル技術の活用として読み取れる。

政策面3.0
  • 成長分野への進出3

    ソフトウエア企業がレーザー加工による製造業へ踏み出す点は、事業構造の転換として読み取れる。

  • 地域経済への波及3

    倉敷市児島地区の縫製産業の蓄積を背景にした地域事業として位置付けられているが、雇用や地域成長への効果は書かれていない。

今後の展望

今後もソフトウエアの受託開発を主事業とする点は変わらず、オンリーワンアイテム作成サービスで得た知見を顧客への提案力強化などにつなげていく方針である。

事業者の声

常に新たな開発言語の研究を怠らない

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成27年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。