回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社井上商店
成果まぜご飯の素シリーズ、ちらし寿司の素シリーズの製造量が1.5倍程度改善した。
| 事業者名 | 株式会社井上商店 |
|---|---|
| 所在地 | 山口県 |
| 業種 | 食料品製造業 |
当社は水産加工品製造、海産物の卸売、自社商品の直営店の3事業を展開している。山口の近海や世界有数の漁場から素材を調達し、ソフトふりかけ、ふぐ雑炊スープ、おかゆ、混ぜご飯の素、魚のひものなど多品種を製造販売している。混ぜご飯・ちらし寿司の素は原料資材の変更により賞味期限が長くなり、取り扱いやすくなったことで顧客からの注文が増加した。
抱えていた課題
やったこと
具材を計量して袋詰めする作業を機械化するため、コンピュータスケールを導入し、給袋包装機と連動させた。作業者は機械上部から具材を流し込むだけで、自動で計量と袋詰めが完了する。生産量はコンピュータで管理できるようにした。これにより、まぜご飯・ちらし寿司の素の製造を手作業から機械による工程に切り替えた。
自動計量機の導入により、まぜご飯の素シリーズとちらし寿司の素シリーズの製造量が1.5倍程度改善し、欠品という課題を克服できた。人員に余裕が生まれ、別の生産ラインへ配置できたため工場全体の生産効率も向上した。増産体制の確立により、首都圏や関西圏などの大都市圏や海外への販路拡大も可能になった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません
既存の製品群(まぜご飯の素など)と食品製造の事業の延長として自動計量機導入が位置付けられているが、経営戦略上の明確な位置付けの記述は薄い。
旬の海産物を求める姿勢や多品種展開は読み取れるが、市場動向と自社強みを比べた競争優位の記述は具体性が薄い。
欠品発生という課題を手作業の機械化で解決し、製造量が1.5倍程度に改善したと具体的に書かれている。
製造量が1.5倍程度改善したという実績は示されるが、付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。
手作業の機械化や人員の別ライン配置は書かれているが、補助事業の遂行体制や事務処理能力の記述はわずかにうかがえる程度。
賞味期限延長による注文増加や首都圏・関西圏・海外への販路拡大など、顧客ニーズと製品の裏付けが具体的に書かれている。
今後の海外展開の方針や増産体制の確立は示されるが、スケジュールや課題解決の方法は具体性が薄い。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
レトルト食品は生産量が年々増加している分野とあるが、高付加価値化や高価格化を図る点は読み取れない。
地元の食文化を受け継ぐ姿勢や首都圏・海外への販路拡大の方針はあるが、国が補助する積極的理由は読み取れない。
製造量1.5倍と人員の再配置による生産効率向上が書かれるが、補助金投入額に対する費用対効果の数値はない。
コンピュータスケールや生産量のコンピュータ管理は書かれるが、デジタル技術によるサプライチェーンへの貢献は読み取れない。
公開情報では判断できません。
山口の近海でとれる海の幸を活かした地域の食文化の継承が書かれるが、地域の雇用や経済成長への波及は具体性が薄い。
今後は海外に向けた取組みを一層強化する方針である。あわせて地域の食文化を大切に受け継ぎ、顧客ニーズに対応した商品開発を続けていく。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
旋盤加工技術への設備投資として「CNC普通旋盤」を導入した。
効果:加工可能なパイプ径 170mm→250mm
小型容器の増産に対応するため、ワークの小型化に対応した簡易円周溶接装置を導入した。