ものづくり補助金平成27年度建設業山口県

既存排水浄化槽の浄化性能向上に特化した排水浄化パッケージサービスの開発

株式会社安原設備工業

この事例のポイント

  • 排水基準を満たさない浄化槽をそのまま使い続けている顧客が多く、浄化性能を向上させる需要がある。
  • 排水基準を満たさなくなった浄化槽の嫌気性・好気性処理の工程に接続し、浄化機能を回復させる装置を開発した。
  • 工場・飲食店・宿泊施設等の浄化槽の浄化性能向上と悪臭の消臭を行うサービスを提供でき、類似サービスがないため新たな市場開拓の可能性がある。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社安原設備工業
所在地山口県 柳井市
業種設備工事業
従業員数8人
資本金2,500万円
設立1973年

事業の背景

当社は昭和48年創業の設備工事会社で、水道本管布設工事や浄化槽設置工事などの実績がある。平成19年から微生物を利用した水質改善事業を展開してきたが、顧客の真のニーズには対応できていなかった。工場・飲食店・宿泊施設などでは排水量や排水種類が変化し、既存の浄化槽の浄化性能が不足している。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 集客・繁閑排水基準を満たさない浄化槽をそのまま使い続けている顧客が多く、浄化性能を向上させる需要がある。
  • 新製品・新技術従来の微生物散布による対処療法では、顧客の根本的なニーズに応えられていなかった。
  • コスト・採算一般的な解決策は浄化槽の取替えで多額の費用がかかり、顧客が導入しにくい。

やったこと

排水基準を満たさなくなった浄化槽の嫌気性・好気性処理の工程に接続し、浄化機能を回復させる装置を開発した。装置は微生物添加器と酸素溶解器の2つから構成され、汚水の変化に応じて微生物量と酸素量を調節できる仕組みを目指した。本事業で開発したのは酸素溶解器で、試作機「DO-MAX」を製作して性能試験を完了し、プロトタイプ機の開発に至った。さらに「DO-MAX」の酸素溶解性能と処理能力を高めた「DO-MAX-falls」も開発した。微生物添加器は継続して開発に取り組んでいる。

  • その他酸素溶解器DO-MAX酸素溶解器DO-MAX-falls微生物添加器

新しい製品・サービス:浄化槽の浄化性能を向上させる排水浄化サービスおよび酸素溶解器(DO-MAX、DO-MAX-falls)

事業の効果

工場・飲食店・宿泊施設等の浄化槽の浄化性能向上と悪臭の消臭を行うサービスを提供でき、類似サービスがないため新たな市場開拓の可能性がある。衛生業者と連携した効率的な展開体制の構築を目指している。また海外のシンガポールの養殖事業では、稚魚の生存率が低いという課題に対し、開発製品による水処理が有効と考えており、商用養殖規模での実証を経て酸素溶解器の商品化も視野に入れている。

今後の展望

シンガポールの養殖事業で試験室レベルの実証実験が終われば、商用養殖規模での実証を経て酸素溶解器の商品化を視野に入れている。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成27年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。