回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
井上味噌醤油株式会社
成果充填生産性(200g製品・味噌) 30個/時間・人→240個/時間・人
| 事業者名 | 井上味噌醤油株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 徳島県 鳴門市 |
| 業種 | 食料品製造業 |
| 従業員数 | 0人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1951年 |
当社は古来伝統の「もろぶた麹」の仕込み技術を持ち、木樽による仕込みで天然醸造した味噌・醤油を製造販売している。安全安心で本物志向の顧客が増え、営業活動の成果により新規顧客が著しく増加していた。当社の製品は全品量り売りである。伝統製法と良質な国産原料による製品が高い評価を得て受注も増加していたが、全工程が手作業のため生産量に限りがあった。
抱えていた課題
やったこと
パッケージング工程に、味噌・醤油・甘酒などを充填するパズル充填機を導入した。各種味噌(粘体)は100g/2秒で計量の手間がなくなり、醤油・甘酒(液体)は100g/3秒で内容量微調整の手間が省けるようになった。導入前は手作業で計量していた。
| 加工機 | パズル充填機 |
|---|
パズル充填机の導入により、液体・粘体製品の充填生産性が従来の手作業の7〜8倍に向上した。これにより販売の機会損失がなくなり、売上の向上が見込める。充填作業の計量の手間や内容量微調整の手間もなくなる。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
木樽による天然醸造と古来のもろぶた麹の仕込み技術という過去からの取組が示されるが、経営戦略上の位置付けは明記されていない。
安全安心で本物志向の顧客増加と営業活動による新規顧客増加を背景に、伝統製法の強みを活かす記述がある。
手入れ作業の人手不足が課題と明示され、充填生産性が200g味噌で30個から240個/時間・人、7〜8倍になると数字で示されている。
生産性を7〜8倍に向上させる目標と、100g/2秒などの計量時間を含む能力値が具体的に示されている。
従業員数0人と記載があるが、補助事業を遂行する人材や事務処理体制についての記述はほぼない。
全品量り売りの伝統製法で健康志向の顧客に高価格帯で販売する方針と、新規顧客増加の事実が書かれている。
今後の展望としてインターネット販売体制を整える予定が示されるが、スケジュールや課題解決の方法は具体的でない。
公開されている事例からは読み取れません。
伝統的な木樽仕込み・もろぶた麹の味噌醤油で高価格帯を狙うとあるが、同分野での高水準の高付加価値化の数値的裏付けは薄い。
公開されている事例からは読み取れません。
充填機導入で生産性が7〜8倍になり販売機会損失がなくなると記載があり、費用対効果の方向性は示されている。
パズル充填機という設備導入はあるが、デジタル技術やサプライチェーンへの貢献に関する記述はわずかにうかがえる程度。
公開されている事例からは読み取れません。
徳島県鳴門市の地元企業で国産原料を使う点は読み取れるが、地域の雇用や経済成長への波及は書かれていない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
伝統製法と国産原料で、健康や美容に意識の高い顧客へ安全安心な本物の製品を高価格帯で販売していく。個別顧客へのインターネット販売を開始する体制を整える。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
火入れ機と連結し、熱酒をそのまま自動で充填・打栓する設備一式を導入した。
効果:タンク1本(1,300ℓ)の充填時間 2時間→1.3時間
2018年11月に、それまで職人が手でやっていた木材加工のほぼ全てを自動化するNC加工機を導入した。