吟醸酒の高品質化、安定生産を可能にする工程設計と試作開発
市販吟醸酒の醸造から瓶詰・貯蔵までの工程に、全国新酒鑑評会出品の大吟醸酒の技術的要件を応用する形で設備を導入した。
アヤウタ工芸有限会社
成果不良品発生率 17%→0.1%
| 事業者名 | アヤウタ工芸有限会社 |
|---|---|
| 所在地 | 香川県 綾川町 |
| 業種 | 家具・装備品製造業 |
| 技術分野 | 機械制御,接合・実装 |
| 従業員数 | 14人 |
| 設立 | 1964年 |
入院病棟の床頭台(ベッド横に備える家具)のニーズは、高齢化により老人ホームや介護施設からの需要も増え、プライベート重視から遮断性の高い間仕切り家具が求められるように変化している。そのため家具の引き出しの数が増え、ダボ打ち機を導入して生産能力を高める必要が生じた。
抱えていた課題
やったこと
ダボ打ち機として「PNC 片面ボーリング・ダボ打ち機」を導入し、穴あけとダボ打ちを一つの機械で行えるようにした。穴あけと同時に木くずを吸い込む機構を備え、機械回りを清潔に保てるようにした。担当者は簡単なマウス操作で機械を動かせるため、特別な技術がなくても作業できる体制とした。これにより、従来4工程(穴開け、運搬、ボンド注入、金槌での打ち込み)を一か所で完結させた。
| 加工機 | PNC 片面ボーリング・ダボ打ち機 |
|---|
自動打ち機の導入により作業時間が大幅に減少し、一か所で作業を完結できるようになった。木くずを吸い込むため機械回りが清潔に保たれ、清掃や拭き取りの作業も減って業務の効率化が図れた。特別な技術が不要になったことで新入社員も従事でき、品質管理や新商品開発に時間を割けるようになった。品質も向上し、無駄なコストを削減して良い品を製造できる環境となった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
木製家具の製造・塗装一貫生産や病棟用家具の需要変化への対応が書かれており、既存事業との連続性はうかがえるが、経営戦略上の位置付けの記述は薄い。
塗装内製が強みで他社と差別化でき、東日本への市場拡大も視野に入れていると具体的に書かれている。
ダボ打ち作業に1時間・3〜4人を要した課題を示し、受注増加と収益増加を見込むと書かれているが、数値目標は示されていない。
不良品発生率17%が0.1%に減ったと実績が示されるが、付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。
従業員14名、新入社員でも作業できると書かれるが、補助事業の遂行体制や事務処理能力の記述は乏しい。
在宅介護など需要増加と利便性の高い家具への要望が書かれ、ターゲットの方向性は読めるが、具体的な顧客数や裏付けは薄い。
今後の展望として東日本市場や技術継承・人材育成への注力が述べられるが、スケジュールや遂行方法は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
塗装内製による曲線デザインなど差別化は書かれるが、分野全体の普及度や高価格化の数値は示されていない。
医療・福祉物件家具の需要増や職人減少下での技術継承に触れるが、波及効果や雇用創出の具体的な記述は薄い。
作業時間が大幅に減り、不良率が17%から0.1%に激減したと書かれ、効果は読み取れるが投入額との比較はない。
自動打ち機と木くずの吸い込み機能による効率化は書かれるが、デジタル技術やサプライチェーンへの貢献は読み取れない。
公開されている事例からは読み取れません。
香川県の地域企業として地域との共生に触れるが、地域特性を活かした雇用や成長への記述は限定的。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
病院だけでなく在宅介護など様々な場面で病棟家具の需要が高まる傾向にあり、より利便性の高い家具が求められている。自社の強みである塗装内製を生かして他社との差別化を図り、東日本への市場拡大も視野に入れている。受注増加とともに収益増加、技術継承、人材育成にも注力していく。
木の温もりを大切に、時代のニーズに合わせた商品づくりを展開したい。
公式の事例集より(原文のまま)
市販吟醸酒の醸造から瓶詰・貯蔵までの工程に、全国新酒鑑評会出品の大吟醸酒の技術的要件を応用する形で設備を導入した。
株式会社キーエンスの画像寸法測定器IM-6700を導入し、技術担当者から操作方法の訓練を受けた。
効果:測定時間 5分→0.004分
温水加熱ニーダー等3機種を導入し、製品の湯煎殺菌とどぶ漬け殺菌の方法を新たな独自の殺菌方法に変更した。
効果:ボイラー燃料費(年間) 256万円→84.9万円