自社設備(大型プレーナー)の改良によるリードタイム短縮化・短納期化の実現
既存の大型プレーナー機1台を改良した。
効果:製作日数 352日→240日
有限会社三崎製作所
成果加工に使う機械の台数 2台→1台
| 事業者名 | 有限会社三崎製作所 |
|---|---|
| 所在地 | 佐賀県 佐賀市 |
| 業種 | 電気機械器具製造業 |
| 技術分野 | 機械制御,精密加工 |
| 従業員数 | 18人 |
| 資本金 | 600万円 |
| 設立 | 1971年 |
当社は昔ながらの会社で、大量生産向けの設備が中心である。電気機械器具・産業用ポンプ部品及び一般産業用部品の製造を手掛けている。時代の変化とともに多品種小ロット・必要な分だけ発注する少数の注文が増え、それへの対応が必要不可欠になってきた。
抱えていた課題
やったこと
2016年7月末に複合加工機(最新モデルのNTX 1000 2nd Generation)を発注し、同年12月中旬に機械の搬入、設置、試運転を実施した。操作説明・指導と試削も行った。この複合加工機は、ターニングセンタとマシニングセンタを融合させた機械で、航空機、医療機器、自動車、金型、精密機器など形状が複雑なワークを高い精度で効率よく加工できる。加工の実施・検証では、ポンプメーカーへの納入品の1つを例に、Q(品質)、C(コスト・価格)、D(納期)の3つのポイントについて検証を行った。
| 加工機 | 複合加工機(NTX 1000 2nd Generation) |
|---|
これまで旋盤・フライスの2台で加工していた製品を複合加工機1台で加工できるようになった。加工ごとの再計測が不要になり寸法のばらつきが解消し、計測の手間が省けてコストの抑制にもつながった。他製品の影響を考えず機械1台の負荷だけを見ればよいため短納期対応も可能になった。最新モデルで加工速度が上がり加工時間とプログラム作成の段取り時間も短縮された。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
大量生産向け設備が中心だった会社が多品種小ロットへ対応する経緯は述べられているが、過去の取組との一貫性や位置付けの説明は薄い。
多品種小ロット・短納期の注文増加という外部環境と設備の制約は書かれているが、競争優位としての強みの説明は具体性が薄い。
納期遅れによる受注減という課題を認識し、複合加工機で工程集約し納期対応を改善する具体的な解決策が示されている。
増収増益を目指すとあるが、付加価値額や賃上げの数値目標は示されておらず、わずかにうかがえるのみ。
導入機の操作を新たに覚える必要があるという課題は書かれているが、人材や事務処理体制の確保については記述がない。
航空機・医療機器など対象分野と、QCDの3点で検証した効果が示され、ターゲットと選ばれる理由が整理されている。
2016年7月発注、同年12月の搬入・試運転・操作指導と、ポンプメーカー部品での加工検証という遂行方法と時期が具体的に書かれている。
公開されている事例からは読み取れません。
複雑形状ワークの加工に対応する機械とあるが、同分野での高価格化や普及度の低さは示されておらず、わずかにうかがえる。
取引先やエンドユーザーの利益への貢献、東京オリンピックまでのインフラ整備によるポンプ需要増への言及がある。
旋盤・フライス2台が1台になり、計測時間や段取り時間の短縮によるコスト抑制が書かれているが、数値による費用対効果は示されていない。
最新モデルの複合加工機とプログラム作成の補助機能の活用はあるが、地域やサプライチェーンへの波及は示されていない。
産業用ポンプのニーズ増加を見込む記述はあるが、日本経済の構造転換に資する進出としての位置付けは読み取れない。
佐賀市内の所在地は書かれているが、地域特性を活かした付加価値創出や雇用・地域経済への効果は読み取れません。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
複雑な製品の加工も可能になり、これまで断っていた製品や時間がかかっていた製品も加工できるようになる。納期遅れも改善できることで既存先からの受注増が期待される。東京オリンピックまでのインフラ整備で産業用ポンプのニーズが高まると予想され、増収増益を目指している。
既存の大型プレーナー機1台を改良した。
効果:製作日数 352日→240日
三菱電機製の高精度金型ワイヤー放電加工機「MV1200R」を導入した。
木製什器の製造では、ベニヤ板や合板などを正確な寸法で切断するためパネルソーを導入した。